フランス映画祭で浅野忠信がイザベル・ユペールとの共演熱望 (original) (raw)

イザベル・ユペールとの共演を浅野忠信が熱望、フランス映画祭2016開幕

2016年6月24日 19:38 1

本日6月24日、フランス映画祭2016のオープニングセレモニーが東京・有楽町朝日ホールにて行われた。

冒頭では、本映画祭の団長イザベル・ユペールの出演作をダイジェストにした映像を上映。拍手喝采に迎えられながら登壇したユペールは「私は溝口健二、黒澤明、大島渚、小津安二郎の映画を観て育ちました。そして今では是枝裕和監督、河瀬直美監督、深田晃司監督の作品をよく鑑賞しています。今回招待していただいた方々に深く感謝します。こうして会場が多くのお客様で埋まっていることが、本当にうれしいです」と挨拶した。

次に、第69回カンヌ国際映画祭ある視点部門で監督作「海よりもまだ深く」が上映された是枝が登壇し、ユペールに花束を贈呈。「実はユペールさんとはちょっとゆかりがありまして、モロッコのマラケシュ映画祭で日本映画特集があった際、僕が団長として出席したんですね。その壇上で僕たちを迎えてくれたのがユペールさんでした。その彼女が団長として日本に来たのだから今度は僕が迎えないといけないと思って、今日は来ました」と述べる。また「今年は黒沢清監督の『ダゲレオタイプの女』が公開されますが、今後日本とフランスの共同制作という機会は増えていくだろうし、そうなるべきだと思っています。僕もフランス語を勉強しなきゃ」と笑った。

続いて、「ミモザの島に消えた母」の監督フランソワ・ファヴラと出演男優ローラン・ラフィット、「愛と死の谷」の監督ギヨーム・ニクルー、「めぐりあう日」の監督ウニー・ルコントらフランスからの来日ゲスト11名が登壇。さらに、「淵に立つ」で第69回カンヌ国際映画祭ある視点部門にて審査員賞を受賞した監督・深田晃司と主演俳優・浅野忠信が登場した。

深田は「私自身フランス映画を観て育ってきたので、このようなイベントに呼んでいただきとても光栄に思っています。ユペールさんの作品は一映画ファンとして高校時代から観てきました。そんな人と同じ壇上に立てるなんて夢のようです」とコメント。浅野は「僕はイザベルさんの大ファンでして、以前来日された際にもお会いしたことがあるんです。僕は映画に出ているくせに映画のことはあまりよくわかってないですが、何しろイザベルさんに会いたかったので、再会できてうれしいです」とにこやかに述べ、「深田監督に僕とイザベルさんを使って映画を作ってほしいので、今日はそのアピールをしに来たようなものです」と明かして笑いを誘った。

フランス映画祭2016は、有楽町朝日ホールと東京・TOHOシネマズ 日劇で6月27日まで開催。上映スケジュールなど詳細は映画祭の公式サイトで確認を。

※河瀬直美の瀬は旧字体が正式表記

フランス映画祭2016

2016年6月24日(金)~27日(月)
東京都 有楽町朝日ホール、TOHOシネマズ 日劇
前売り券:一般 1500円 / 学生 1000円
当日券:一般 1700円 / 学生 1200円
<上映作品>
太陽のめざめ
「ミモザの島に消えた母」
「The Final Lesson(仮題)」
「愛と死の谷」
「モン・ロワ(原題)」
アスファルト
アンナとアントワーヌ 愛の前奏曲(プレリュード)」
「ショコラ!(仮題)」
「めぐりあう日」
「パレス・ダウン」
奇跡の教室 受け継ぐ者たちへ
エヴォリューション(仮題)」
「パリはわれらのもの」

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