「山田洋次リスペクトライブ」で倍賞千恵子が熱唱 (original) (raw)

したコメ「山田洋次リスペクトライブ」で倍賞千恵子が「さくらのバラード」熱唱

2016年9月20日 12:23 1

第9回したまちコメディ映画祭in台東でコメディ栄誉賞を受賞した監督・山田洋次に敬意を表し、「山田洋次リスペクトライブ」が9月19日に東京・浅草公会堂で開催された。

ライブには、山田の代表作「男はつらいよ」シリーズに主人公・寅次郎の妹さくら役で出演した倍賞千恵子がシークレットゲストとして登場。山田が作詞を手がけた楽曲「さくらのバラード」をアカペラで披露し、喝采を浴びた。またポカスカジャン、天才バンド、レキシ二階堂和美浅草ジンタといったアーティストがライブを行ったほか、佐藤蛾次郎のステージに孫の蘭ちゃんが飛び入り参加する一幕も。

ライブ後のクロージングセレモニーでは、新作「家族はつらいよII(仮題)」の撮影のため欠席となった山田からの手紙を、同映画祭の総合プロデューサー・いとうせいこうが代読。山田より「コメディを愛する人として今回の素敵な賞をいただけたことを光栄に思ってます」という感謝とともに、「今回も皆さんにお腹を抱えて大きな声で笑ってもらえる楽しい作品にできるようにスタッフ・キャスト一丸となっていますので、どうかお許しください。また来年の公開時にこの作品を通して、皆さんとお目にかかれればうれしく思います」と新作への意気込みが寄せられた。

さらに倍賞からは「山田さんには、演じるよりもその人の視線になれということを学びました。それは相手の立場になって考えることや、愛や優しさにもつながっていっていると思っています。映画作りは大変ですが、いろいろな人と出会え、いろいろな人の思いが感じられ、自分が進化できる素晴らしい仕事だと思います。これからもそう心に刻みながら、映画に携わっていきたいと思います」というメッセージが。

2017年には東京・葛飾区の柴又にある“寅さん”の像の横に、さくらの像が作られることも発表され、最後はゲストアーティストや登壇者、サポーター、観客による「男はつらいよ」主題歌の合唱の中、映画祭の幕が下ろされた。

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