吉田羊、「ボクの妻と結婚してください。」撮影時の心境は「織田裕二がいる……!」 (original) (raw)

本日10月3日、「ボクの妻と結婚してください。」の完成披露舞台挨拶が東京・東京国際フォーラムにて行われ、キャストの織田裕二吉田羊原田泰造込江海翔森カンナ佐藤ありさ、監督の三宅喜重が登壇した。

「ボクの妻と結婚してください。」は、樋口卓治の小説をもとにしたヒューマンドラマ。余命宣告を受けたテレビ放送作家・三村修治が、妻の再婚相手を探し出すために尽力する姿を描く。

本編上映前の舞台挨拶で織田は「ずっとこういう作品をやりたかったんですけど、なかったんです。この作品の企画を知ったときは『僕がやりたかったのはこれなんです』と、涙が出そうなくらいうれしかった」と述懐。続けて「今まで30年近くやってきた役者業の何かがリセットされるような、そんな作品になるんじゃないかと思っています」と心境を明かす。

織田と初共演を果たした吉田は「自分の人生にこんな未来があったなんて。織田さんと夫婦役をやりながらも、どこかで『織田裕二がいる……!』という気持ちを感じていました」と吐露。また「カットがかかったあとも役の余韻に浸るような。お芝居上の夫婦というより、お互いの心を通い合わせて対話できる関係性でした」と撮影時を振り返った。

織田と吉田演じる夫婦の息子役を務めた込江は「とても穏やかで明るくて。2人ともテレビで観てる通りだなと思いました」と述べ、会場の笑いを誘う。これを受け織田は「これは妻(吉田)の功績ですね。彼女がしっかり親子関係を作ってたから、すんなり撮影に入れた。素晴らしいですね」と吉田を絶賛した。

ここで森が、自身の初恋の人が織田であることを告白。森は「お母さんに聞いたんですけど、小さいとき織田さんを見て『この人が好き』ってずっと言ってたらしいんです。初恋の人と共演できるということで、実はとても緊張してました」と語る。織田は恥ずかしそうな表情を浮かべながら「汗かいちゃった」とコメントし、「早く映画観ようよ!」と話題を切り替えていた。

最近うるっとした経験を聞かれた原田は「ネットにはカピバラの写真がたくさんあるんですけど、カピバラとカピバラじゃない動物が寝てたりするんですね。それを見てたら自然と涙が出てきて」と独特のエピソードを披露。吉田が「それなんて検索したらいいんですか?」と問うと、原田は「『カピバラ 優しい』で検索してください」と回答し、観客の爆笑をさらった。

最後に織田は「女性の方はもちろんなんですけど、『え、ラブストーリー?』って引くような映画ではないので、おじさんたちにも観てほしいです。本当に素敵な作品に出会えたと思っています」と力強く語り、イベントを締めくくった。

「ボクの妻と結婚してください。」は11月5日より全国でロードショー。

(c)2016映画「ボクの妻と結婚してください。」製作委員会

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