「密偵」鶴見辰吾、ソン・ガンホの優しさに救われる (original) (raw)

「密偵」鶴見辰吾が舞台挨拶に登壇、ソン・ガンホの優しさに救われた裏話明かす

2017年11月11日 20:38 4

密偵」の初日舞台挨拶本日11月11日に東京・シネマート新宿にて開催され、キャストの鶴見辰吾が登壇した。

「悪魔を見た」のキム・ジウンがメガホンを取った本作は日本統治時代の朝鮮半島を舞台に、独立運動団体・義烈団とそれを追う日本警察の攻防を描くサスペンス。ソン・ガンホイ・ビョンホンコン・ユらが出演し、鶴見は日本警察のナンバー2である総督府警務局部長ヒガシを演じている。

ステージに上がった鶴見は「すみません。私は主演ではないのに、ソン・ガンホさん、コン・ユさん、イ・ビョンホンさん、オム・テグさん、ハン・ジミンさん、そのほか皆さんから託されまして、今日は代わりに舞台挨拶を務めさせていただきます」と丁寧に挨拶。

イベント冒頭には、10月に鶴見が韓国を再訪した際の模様や、オフショットなどをまとめたスペシャル映像が上映された。韓国では撮影前に“打ち入り”という士気を高めるための催しがあることから、鶴見は「(日本でも)打ち入りをやったほうがいいですね。現場がすごく和みましたよ」と回想する。さらに「打ち入り会場へ行く際、車が道に迷って遅れてしまい、お祓いの時間に遅刻してしまったんです。そのときにソン・ガンホさんがとても僕に気を使ってくださって、すごく優しく迎えてくれたので、気持ちがずいぶん楽になりました」と振り返った。また鶴見は、そんなソン・ガンホとの共演に関して「実は幻のソン・ガンホさんとの2ショットシーンがあったんです。すごくいいシーンだったんですが、ばさっとカットになっていましたね……。もしかしたらDVDの特典映像とかになるかもしれないですね」と明かした。

「新感染 ファイナル・エクスプレス」で知られるコン・ユと現場をともにしたという話題では、鶴見が「韓国ではファンの方が出演者にプレゼントというか、差し入れのようなことをしてくださったりするそうで、撮影の最終日にコン・ユさんのファンの方が差し入れをしてくださったんです。フードワゴンを現場に呼んで、スタッフやキャストに振る舞うんですよ! 皆さんからも差し入れをいただいてもいいので、ぜひ」と観客の笑いを誘った。

また義烈団メンバーを演じた女優ハン・ジミンを、鶴見は「彼女は本当に演技に打ち込む方で……。つらいシーンのために10日間も絶食をして、やつれた役作りをしていたんです。普通はイライラしたり機嫌が悪くなったりするんですが、私に対しても気を使ってくださるほどの余裕もあって、本当に素晴らしい方でした」と絶賛。さらに「ソン・ガンホさんからは『韓国の女優さんは気が強い人が多くて大変だけど、ハン・ジミンさんだけは特別だから、あなたはラッキーですよ』と言われました」と続けた。

2017年釜日映画賞授賞式に出席した際は、「タクシー運転手 ~約束は海を越えて~」で主演男優賞に輝いたソン・ガンホからスピーチ内で紹介された鶴見。韓国では映画ファンから声をかけられたそうで、「うかうか歩いていられないですね。韓国では非常にうれしい思いをさせてもらいました」と喜びを語った。

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