木村文洋の新作公開、宗教団体で育った男女の葛藤描く (original) (raw)
「へばの」「愛のゆくえ(仮)」の木村文洋が手がけた長編最新作「息衝く(いきづく)」が、2018年2月下旬に公開決定。ティザービジュアルも到着した。
本作で描かれるのは、東日本大震災から数年後の日本を舞台にした、2人の男と1人の女を巡る物語。ある与党の政治団体でもあり、新興宗教団体でもある“種子の会”で育った3人が、理想と現実の間で揺れるさまがつづられる。自らの信念を疑いながらも団体の中で生きる則夫と大和、そして団体を離れシングルマザーとなった慈が、かつて失踪したカリスマ・森山に会いに行くことで、目を背けていた何かを取り戻そうとする。
撮影・制作には、「ひかりのおと」「愛のゆくえ(仮)」のスタッフが集結。脚本は、批評家の杉田俊介らをチームに加えて3年がかりで執筆された。音楽は北村早樹子が担当し、坂本弘道と岡田拓郎(元・森は生きている)が演奏に参加した。またキャストには、柳沢茂樹、長尾奈奈、古屋隆太(青年団・サンプル)、坂本容志枝(ZORA)、川瀬陽太、小宮孝泰、寺十吾(tsumazuki no ishi)らが名を連ねた。
「息衝く」は東京・ポレポレ東中野ほか全国で順次公開。
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