シリア内戦の惨状を市民が発信、ドキュメンタリー予告編 (original) (raw)

記録映画「ラッカは静かに虐殺されている」予告、「我々が勝つか、皆殺しされるか」

2018年2月26日 7:00 8

シリア内戦の実情を捉えたドキュメンタリー「ラッカは静かに虐殺されている」の予告編がYouTubeで公開された。

本作は2014年から2017年にかけてIS(イスラム国)により占拠されたシリア北部の街ラッカで、その惨状をSNSを駆使して世界に発進する匿名の市民ジャーナリスト集団“RBSS”(Raqqa is being slaughtered silently / ラッカは静かに虐殺されている)の活動を記録したもの。「カルテル・ランド」のマシュー・ハイネマンが監督を務めた。

予告編の序盤には「難民430万人、負傷者190万人、死亡者47万人以上。戦後最悪の人道危機と言われるシリア内戦」というテロップが。続いて「スマートフォンはどんな武器よりも強い」と語るRBSSのメンバーが、インターネットを駆使して活動する姿が切り取られていく。しかし、ISが彼らの暗殺計画に乗り出し、RBSSの家族や仲間たちにも危険が迫る。メンバーの1人が「我々が勝つか、皆殺しされるかだ」とつぶやく姿も収められた。

「『闇』へ」で第80回アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞を受賞したアレックス・ギブニーが製作総指揮を務める「ラッカは静かに虐殺されている」は、4月14日から東京・UPLINK、ポレポレ東中野ほか全国で順次公開される。

(c)2017 A&E Television Networks, LLC | Our Time Projects, LLC

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