兎丸愛美×BOMI「シスターフッド」の特報が完成 (original) (raw)
兎丸愛美とBOMIが共演した「シスターフッド」のポスタービジュアルおよび特報映像が完成。兎丸と監督の西原孝至のコメントも到着した。
本作は、ドキュメンタリーと劇映画が混在した実験的なモノクロ作品。東京で暮らす女性たちの感情に焦点が当てられる。特報はYouTubeで公開中だ。
ドキュメンタリーパートでは、ヌードモデルとして活動する兎丸と歌手のBOMIが自身の経験や考えを赤裸々に語っていく。兎丸も登場する劇映画パートには、岩瀬亮、遠藤新菜、秋月三佳、戸塚純貴、栗林藍希が出演。遠藤は美帆という女性を演じつつ、プライベートでも仲の良いモデル・SUMIREとともに、ドキュメンタリー部分で女性としての生きづらさについて語り合う。
2015年に、東京で暮らす若い女性たちの生き方を紹介するドキュメンタリー映画を作ろうと動き始めた西原。2017年10月に#MeToo運動が広がった際、劇映画部分を思いついた彼は「撮り終えたいま、『幸せ』をめぐる映画になったと、そう思っています」と本作について語る。
また兎丸は「わたしを撮りたい理由が正直よくわからなかったです」と明かしながらも「監督がそのままのわたしでいいよって言ってくれて、どんなわたしでもちゃんと受け入れてくれて、これを機に『兎丸愛美』との隙間が埋まるような気がしました」と出演理由について述べた。
「シスターフッド」は2019年3月1日より、東京・UPLINKほか全国で順次公開。
西原孝至 コメント
元々は、東京という都市に興味があり撮影を始めました。世界でも有数の大都市である一方、いま、特に若い人たちにとってこの街は非常に生きづらい街なのではないかという思いが漠然とありました。「自由」という概念が、非常に脅かされているように感じたのです。2015年に、様々な境遇の下、東京で暮らす女性たちの生活を「ドキュメンタリー」として記録し始めました。そして時間をかけて撮影を重ねる中で、2017年に起きた#MeToo運動を日本でも目の当たりにし、出演者とディスカッションを重ねながら、「劇映画」の設定を演じてもらうことを思いつきました。本作は、その両方が混在している映画です。撮り終えたいま、「幸せ」をめぐる映画になったと、そう思っています。この映画が、生きづらさを抱えた誰かにとって、大切な作品になればと、心から願っています。
兎丸愛美 コメント
わたしを撮りたい理由が正直よくわからなかったです。撮影も特別なことをするわけでもなく、漫画を読んだり野良猫と遊んだりお酒を飲んだり友達と遊んだり、ごく普通で平凡なわたしを撮影していいものができるのかなって。空っぽな部分を撮られるのが少しこわかったです。
どこまでが本当でどこまでが嘘なのかわからない映画、まるでわたしみたいだなって思いました。4年前の映像を今振り返って見てみると、そのときは本当のわたしだったはずなのに、実は存在すらしていなかったんじゃないかと思うくらい、自分じゃないみたいで。ドキュメンタリーの部分すらフィクションのように感じてしまいました。
「兎丸愛美」という人物はもう一人の自分で、強く生きていて、それがすでにフィクションなんです。でも監督がそのままのわたしでいいよって言ってくれて、どんなわたしでもちゃんと受け入れてくれて、これを機に「兎丸愛美」との隙間が埋まるような気がしました。そうなれるように願いも込めて出演しました。
※動画は現在非公開です。
(c)2019 sky-key factory
リンク
- 「シスターフッド」公式サイト
- 「シスターフッド」特報
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