絵画を奪還せよ!「ヒトラーVS.ピカソ」予告編 (original) (raw)

ヒトラーVS.ピカソ 奪われた名画のゆくえ」の予告編がYouTubeにて公開された。

クラウディオ・ポーリが監督を務めた本作は、ナチスドイツが1933年から1945年にかけてヨーロッパ各地で略奪した美術品の行方を追うドキュメンタリー。歴史家や美術研究家、略奪された美術品の相続人や奪還運動に携わる関係者などの証言を通じて、奪還をめぐる相続人たちの闘いが切り取られていく。「修道士は沈黙する」のトニ・セルヴィッロが作中の案内人を担当した。

予告編では、ヒトラーが演説するさまやナチスを支持する人々の様子が映し出されていき、ヒトラーが純粋なアーリア人による写実的で古典主義的な作品を擁護していたことが説明される。その一方で、ピカソ、ゴッホ、カンディンスキーらの絵画を堕落とみなしたヒトラーが、強奪と破壊行為を繰り返していたことも解説。さらに、奪還プロジェクトに携わる人々の姿も収められた。

字幕監修を務めた「怖い絵」シリーズで知られる作家・独文学者の中野京子は「数々の名画が映し出すのは美術と恐怖の物語」とコメントしている。「ヒトラーVS.ピカソ 奪われた名画のゆくえ」は、4月19日から東京・ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国で公開。

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