アニー賞で「スパイダーバース」が最多7冠 (original) (raw)
第46回アニー賞の授賞式が日本時間の本日2月3日、アメリカ・ロサンゼルスにて開催。「スパイダーマン:スパイダーバース」が長編アニメーション作品賞を含む最多7部門で賞を獲得した。
1972年に設立された“アニメーション界のアカデミー賞”と称される同賞。「スパイダーマン:スパイダーバース」は、ノミネートされていた作品賞、監督賞、キャラクターアニメーション賞、キャラクターデザイン賞、美術賞、脚本賞、編集賞の7部門すべてで受賞を果たし、主要部門を総なめした。ボブ・ペルシケッティ、ピーター・ラムジー、ロドニー・ロスマンが共同で監督を務めた同作は、時空がゆがめられたことにより、異なる次元で活躍するスパイダーマンたちが一堂に会する物語。第76回ゴールデングローブ賞映画部門でアニメ映画賞を受賞し、第91回アカデミー賞の長編アニメーション賞にもノミネートされている。
2部門で候補になっていた細田守の「未来のミライ」は、インディペンデント作品賞の栄誉に輝いた。草なぎ剛、柄本時生、満島真之介が声を当てた日仏共同製作の「ムタフカズ」も同賞にノミネートされていたが、こちらは受賞を逃す結果に。
長編作品賞など10部門において最多11ノミネートを果たしたディズニー / ピクサー「インクレディブル・ファミリー」は、音楽賞、絵コンテ賞の2部門で受賞。同じくディズニー作品の「シュガー・ラッシュ:オンライン」はアニメーション効果賞、「メリー・ポピンズ リターンズ」は特別制作アニメーション賞と実写部門のキャラクターアニメーション賞に輝いている。また声優賞には、ウェス・アンダーソンが監督したストップモーションアニメ「犬ヶ島」のブライアン・クランストンが選出された。
なお「シュガー・ラッシュ:オンライン」は全国で公開中。「メリー・ポピンズ リターンズ」は2月1日、「スパイダーマン:スパイダーバース」は3月8日に封切られる。
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