短編アニメ「ある日本の絵描き少年」が3月公開 (original) (raw)
川尻将由による20分の短編アニメーション「ある日本の絵描き少年」が3月2日より東京・下北沢トリウッドで公開される。
モキュメンタリーの要素も含む「ある日本の絵描き少年」は、マンガ家を目指すシンジの半生を描いた作品。PFFアワード2018にて準グランプリとジェムストーン賞(日活賞)を獲得しており、第10回下北沢映画祭や第12回小田原映画祭 シネマトピア2018ではグランプリに輝いた。上原剛史、矢島康美、あべけん太、石井佳子、鈴木崇太がキャストに名を連ねている。YouTubeにて予告編が公開中だ。
「銀河鉄道の夜」などで知られるアニメーション監督の杉井ギサブローは「自伝風の作品を語る中に自然な形で実写を挿入させて観せる演出には、何かこれからの映画技法を刺激する要因が含まれているように感じ、映画表現について何か考えたくなるような想いが残る作品でした」とコメント。「パンとバスと2度目のハツコイ」の今泉力哉は「純粋にものをつくること、何かを生み出すことができていた時とそうでなくなってしまってからの葛藤。そのどうしようもなさをかわいらしく描いているこの作品がさまざまな人を和ませ、新しい創作に向かわせるだろう」と述べている。
杉井ギサブロー コメント
面白く観せてもらいました。「絵描き少年」の自伝風の作品を語る中に自然な形で実写を挿入させて観せる演出には、何かこれからの映画技法を刺激する要因が含まれているように感じ、映画表現について何か考えたくなるような想いが残る作品でした。
今泉力哉 コメント
純粋にものをつくること、何かを生み出すことができていた時とそうでなくなってしまってからの葛藤。そのどうしようもなさをかわいらしく描いているこの作品がさまざまな人を和ませ、新しい創作に向かわせるだろう。
博史池畠 コメント
モノを創る仕事は「自分は天才だ」と「自分は無能だ」の繰り返し。そんな葛藤を抱える人たち全員に見てほしい作品です。
自分も今の仕事の原点を思い出しました。
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リンク
- 「ある日本の絵描き少年」| ねこにがし 公式サイト
- 下北沢トリウッド 公式サイト
- 「ある日本の絵描き少年」予告編
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