森川智之ら「指輪物語」作者ゆかりの人物からコメント (original) (raw)

「指輪物語」作者の伝記映画「トールキン」に森川智之らゆかりの人物からコメント

2019年7月23日 9:15 3

ロード・オブ・ザ・リング」の原作者J・R・R・トールキンの半生を描く「トールキン 旅のはじまり」。このたび「ホビット」3部作で主人公ビルボ・バギンズの日本語吹替を担当した森川智之、エルフ語翻訳監修を務める信州大学人文学部教授・トールキン研究者の伊藤盡よりコメントが到着した。

「X-MEN」シリーズのニコラス・ホルトが若き日のトールキンを演じ、「トム・オブ・フィンランド」のドメ・カルコスキが監督を務めた本作。トールキンがいかにして壮大な冒険物語を生み出したのか、実話をもとに創造の原点をたどっていく。森川は「あらためて全シリーズを見返したい」、伊藤は「トールキン・ファンには『オタク心』もくすぐられる魅力に溢れた作品」と期待をふくらませるコメントをそれぞれ寄せた。

また、新たな場面写真も公開に。全身に業火と煙をまとう影と炎の悪鬼や、火を噴く巨大な竜、リリー・コリンズ演じるのちの妻エディスの姿が確認できる。

戦場の塹壕でも想像力がやむことなく、ロウソクの灯火のもとでアイデアをしたためたトールキン。第1次世界大戦での従軍体験、親友の死が彼に大きな衝撃を与えている。12歳の頃からトールキンの著書を愛読しているカルコスキは「トールキンは当時、常に死と隣り合わせでした。そのような状況では人は妄想に取り憑かれ、心の暗い部分を見つめるものです。トールキンもきっとそう感じていたはずです。恐怖と闇の体験。戦争により悪や暗黒の感情がトールキンに刻み込まれました。それを映画に取り入れたいと考えました」と作品に込めた思いを明かした。「トールキン 旅のはじまり」は8月30日より東京・TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー。

なお本作の公開に合わせ、「ロード・オブ・ザ・リング」3部作と「ホビット」3部作の放送が決定。洋画専門CS放送ザ・シネマでは「ロード・オブ・ザ・リング」の吹替版が7月26日、字幕版が8月30日に一挙オンエアされる。BSテレ東では「ホビット 思いがけない冒険」が8月11日、「ホビット 竜に奪われた王国」が18日に放送されるほか、「ホビット 決戦のゆくえ」が9月に放送予定だ。

※記事初出時より放送情報を追加しました。

森川智之 コメント

あのビルボ・バギンズがどうやって誕生したのか?
愛する人のもとに生きて帰れたからこそ生まれた”あの冒険物語”。
こんなにも波瀾万丈な人生を駆け抜けていたなんて、
人生はすべての経験が無駄にならずにひとつの線となって紡がれていく。
その先にある光の結晶を魅せてくれるトールキンに感謝。
最後の一言に鳥肌がたつ。あらためて全シリーズを見返したい。

伊藤盡(信州大学人文学部教授・トールキン研究者)コメント

見終わって心に浮かんだ言葉は「ハートフルな映画」。
映画の作り手や描かれている人たちの「心」に満ちた2時間はあっという間でした。
トールキン・ファンには「オタク心」もくすぐられる魅力に溢れた作品▽

※▽は白抜きハートマーク

「ロード・オブ・ザ・リング」3部作一挙放送

洋画専門CS放送ザ・シネマ
2019年7月26日(金)14:15~(吹替版)
2019年8月30日(金)17:45~(字幕版)
<放送作品>
「ロード・オブ・ザ・リング」
ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔
ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還

「ホビット」3部作一挙放送

「ホビット 思いがけない冒険」2019年8月11日(日)14:00~
「ホビット 竜に奪われた王国」2019年8月18日(日)14:00~
「ホビット 決戦のゆくえ」2019年9月放送予定

(c)2019 Twentieth Century Fox

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