豊田利晃の短編「狼煙が呼ぶ」1週間限定で全国公開 (original) (raw)

豊田利晃が監督を務めた16分の短編映画「狼煙が呼ぶ」が、9月20日より1週間限定で全国公開されることがわかった。

祖父の形見であった拳銃の不法所持で逮捕された豊田が、そのことに対する返答として制作した本作。ある少女が家の蔵で見つけた古びた拳銃を巡る物語が展開していく。渋川清彦浅野忠信高良健吾松田龍平中村達也伊藤雄和OLEDICKFOGGY)、仲野茂アナーキー)、MASATO(ASSFORT)、切腹ピストルズ、MIUらがキャストに名を連ねた。

豊田は今回の決定を受け、「短い作品ですが、見た後の余韻を楽しんでください」「役者とスタッフの心意気によって完成した作品が、今度は、全国の心ある映画館の心意気によって公開が実現しました。予告編を飛ばして上映してくれる劇場もあります。是非、映画を映画館で見て下さい!」と述べている。評論家の上野昂志、音楽家のマヒトゥ・ザ・ピーポーによるコメントは下記に掲載した。

「狼煙が呼ぶ」は東京・ユーロスペース、UPLINK吉祥寺ほかでロードショー。8月23日には京都・京都みなみ会館のこけら落としとして上映される。また9月13日には愛媛・松山キティホールにて最終ジャパンプレミアを実施。両日ともに豊田と渋川が登壇する。

上野昂志 コメント

豊田利晃が打ち上げた狼煙に応え、強者(つわもの)たちが集う。神社の長い階段をあがるその動きが、ただならぬ緊迫感をはらむ。戦いが始まる…

マヒトゥ・ザ・ピーポー コメント

ファンタジーのはずの映画が現実を扇動している。
ビルの隙間から膿んだぬるい風、電気信号にのって悪意が乱発された渋谷午前0時、顔も知らないやつが鍔を押し上げる音。

仮にその刀の歯が錆びていても、竹光でも、空に向かって吠えろ。狼煙はお前を呼んでいる。

映画のつづきをはじめよう。

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