コッポラ監督作「タッカー」が31年ぶりリバイバル (original) (raw)

幻の名車タッカー'48の誕生描く、F・F・コッポラ監督作が31年ぶりリバイバル

2019年10月29日 7:00 2

フランシス・フォード・コッポラが監督を務めた1988年公開作「タッカー」の4Kデジタルリマスター版が、12月13日より東京・新宿シネマカリテほか全国で公開される。

1940年代アメリカの巨大な自動車業界に、たった1人で挑んだ実在の起業家プレストン・トマス・タッカーを主人公とした本作。彼は流線形の躯体にリア駆動、当時はまだ珍しいシートベルトの装備など、先進的な車として発売前から一躍注目を集めたタッカー・トーピード=通称“タッカー'48”の生みの親として知られている。映画では業界を牛耳るビッグスリーや財政界からの中傷・妨害を受けながらも、自らの理想とする新しい自動車を作ろうとしたタッカーの姿が描かれる。

生産台数わずか51台に終わったタッカー'48だが、約40年後の撮影時にも47台が現存しており、オーナーズクラブの協力で劇中にはコレクションの大半が登場。コッポラ自身もオーナーの1人だった。

ジェフ・ブリッジスが主演を務めたほか、キャストにはジョアン・アレンマコマーティン・ランドークリスチャン・スレーターフレデリック・フォレストが名を連ねている。製作総指揮はジョージ・ルーカスが担当。「地獄の黙示録」「ワン・フロム・ザ・ハート」でもコッポラと組んだヴィットリオ・ストラーロが撮影監督を務めた。

31年ぶりのリバイバル上映となる「タッカー」。4Kデジタルリマスター版はコッポラ自ら監修したもので、興行は2KダウンコンバートされたDCP素材での上映となる。

Tucker : The Man and His Dream TM & (c)1988 Lucasfilm Ltd.(LFL). All Rights Reserved.

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