大仏が動く!戦前の特撮映画リメイク版が京都で公開 (original) (raw)

大仏が街を動き回る!戦前の特撮映画「大仏廻国」リメイク版が京都で公開

2019年11月21日 19:56 21

大仏廻国 The Great Buddha Arrival」が京都・京都みなみ会館で明日11月22日から12月5日まで上映される。

「ゴジラ」が誕生する20年前の1934年、日本最初期の特撮作品「大仏廻国・中京編」が作られた。人々の祈りによって立ち上がった愛知県の聚楽園大仏が、名古屋やその近郊の名所旧跡を訪ね歩くという内容だ。監督を務めたのは、「ゴジラ」「ウルトラマン」などの特撮を指揮した円谷英二を映画界に引き入れた人物、枝正義郎。しかし「大仏廻国・中京編」のオリジナルフィルムは、戦中戦後の混乱で失われてしまった。

特撮ファンの間で“幻の特撮”と呼ばれる同作を復活させようと、監督の横川寛人を中心にクラウドファンディングによるリメイク企画が発足し、2018年12月に「大仏廻国 The Great Buddha Arrival」が完成。「ゴジラ」シリーズの宝田明や、螢雪次朗菊沢将憲、岩田桃夏、久保明らが出演した。2018年12月と2019年2月に東京および埼玉で支援者向けに上映されたのち、同年5月よりフランス、イギリス、ドイツで公開。7月には米シカゴの特撮イベント「G-FEST」で招待上映され、このたび京都みなみ会館で一般公開される運びとなった。

11月23日には、横川や出演者による舞台挨拶も実施決定。チケットは劇場公式サイトおよび窓口で販売中だ。

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