“生と死と性”を描く平林勇の長編公開 (original) (raw)

節足動物をモチーフに“生と死と性”を描く、平林勇の「SHELL and JOINT」公開

2020年1月18日 21:20 2

平林勇の長編初監督作「SHELL and JOINT」が、3月27日に公開される。

これまで20本の短編映画やアニメを作ってきた平林。「BABIN」がロカルノ国際映画祭で審査員賞に輝き、「663114」がベルリン国際映画祭のジェネレーション(14plus)部門で短編スペシャルメンションに選ばれたほか、「ウタモノガタリ-CINEMA FIGHTERS project-」の1編「Kuu」も監督した。

「SHELL and JOINT」は、節足動物をモチーフに、生と死と性というテーマを描く作品。カプセルホテルの従業員2名に加え、子を亡くしたフィンランド人、逃亡犯、ミジンコを研究する学生といったホテル利用客の人生の断片を映し出す。ホテルの従業員役として、節足動物のことばかり考えている男・新渡戸に堀部圭亮、脳をバクテリアに支配されている女・坂本に筒井真理子が扮する。そのほか佐藤藍子北川弘美須藤温子久住小春東加奈子野島直人野本かりあらが出演。オランダのロッテルダム国際映画祭、スウェーデンのヨーテボリ映画祭、アメリカのスラムダンス映画祭に正式招待されている。

YouTubeでは予告編も公開中。「男バカ説」「性欲の塊だ」「まず性欲とは何かって話にもなってくるけどな」といったセリフに続き、カプセルホテルの客たちが次々と映し出される。

「SHELL and JOINT」は、東京・シネマート新宿と大阪・シネマート心斎橋で上映。

(c)SHELL and JOINT

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