「カメ止め」上田慎一郎、短編をリモートで制作 (original) (raw)

上田慎一郎、短編「カメラを止めるな!リモート大作戦!」を完全リモートで制作

2020年4月13日 13:00 5

上田慎一郎が、短編映画「カメラを止めるな!リモート大作戦!」を監督するとわかった。

2018年のヒット作「カメラを止めるな!」の監督として知られる上田の、新型コロナウイルスによる外出自粛要請を受けた「『人と会えない状況でも知恵と工夫でものづくりは出来る』と前を向いてもらいたい。完全リモート制作の本作が、誰かにとって『新たな仕事を創出するヒント』になれば」という思いから企画がスタートした本作。上田や「カメラを止めるな!」のプロデューサー・市橋浩治を含めたスタッフ、キャストが一度も会わずに“完全リモート”で制作する。キャストには、「カメラを止めるな!」の濱津隆之真魚しゅはまはるみどんぐり大沢真一郎秋山ゆずき長屋和彰市原洋細井学が集結。ビデオ通話の画面や、スマートフォンでの自撮り映像を、上田が編集してまとめ上げる。

本作には、「カメラを止めるな!」のキャラクターたちが再び登場する。物語の舞台は、新型ウイルスの感染拡大で人々が外出自粛を余儀なくされている日本。劇中では、自宅待機中の映像ディレクター・日暮が、プロデューサー・笹原と古沢からの「今月中に再現ドラマを1本作ってほしい」という無茶な依頼を受け、完全リモートで映像制作を行うこととなる。尺は約20分で、4月末から5月頭の完成を目指しており、完成し次第すぐにYouTubeで無料公開される予定。また本作には、キャスト以外にも一般人がリモートで参加できるシーンも用意される。詳細は近日中に、「カメラを止めるな!」公式Twitterで発表されるという。

なお、本日4月13日の13時に開始されたMotion Gallery内「ミニシアター・エイド」のクラウドファンディング特典に、本作の未公開映像やキャスト・スタッフからのメッセージ動画が提供されている。

上田慎一郎 コメント

新型コロナウイルスの感染拡大。未曾有の事態に世界中が不安に包まれています。外出自粛要請、感染への不安により「人に会えない」状況が続いています。いま、自分にできること。それはやはり「明るいエンターテイメント」を創って、それを楽しんでもらうことだと思いました。いま下を向いている誰かに前を向いてもらいたい。本作で誰かの暗い気分を少しでも明るくできたらと思います。
現在、仕事を失い生活の危機に瀕しているクリエイターが沢山います。そんな人達に「人と会えない状況でも知恵と工夫でものづくりは出来る」と前を向いてもらいたい。完全リモート制作の本作が、誰かにとって「新たな仕事を創出するヒント」になればとも思っています。
現在、絶賛ドタバタと制作中です。どうぞお楽しみに!