ぺドロ・コスタ新作「ヴィタリナ」9月公開が決定 (original) (raw)
ポルトガルの映画監督ペドロ・コスタによる新作「ヴィタリナ」が、9月より東京・ユーロスペースほか全国で順次公開されることが決まった。
第72回ロカルノ国際映画祭にてグランプリの金豹賞と最優秀女優賞を獲得し、第20回東京フィルメックスでも上映された本作。出稼ぎに行った夫が死んだことを知らされ、カーボベルデからポルトガルのリスボンにやってきた女性の姿が描かれる。
コスタの前作「ホース・マネー」にも登場した主人公ヴィタリナを、役と同名のヴィタリナ・ヴァレラが演じた。またコスタ作品の常連ヴェントゥーラが、ヴィタリナの夫を埋葬した司祭の役で参加。そのほかマヌエル・タヴァレス・アルメイダ、フランシスコ・ブリト、マリナ・アルヴェス・ドミンゲス、ニルサ・フォルテスが共演に名を連ねた。
黒沢清は本作に「目もくらむ陰影と、完璧な構図に配置された俳優たち、そして静寂の中から響いてくる声の陶酔。これは創世期の映画が夢見た、もうひとつの完璧な形式だ。映画はこのような方向に発展していくこともできたのだ」とコメントを寄せている。
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