E・エステヴェス、図書館は「ベビーシッター的存在」 (original) (raw)

「ブレックファスト・クラブ」から35年…エミリオ・エステヴェスにとって図書館とは

2020年7月19日 15:00 3

パブリック 図書館の奇跡」より、製作、監督、脚本、主演を兼任したエミリオ・エステヴェスが図書館について語るコメントが到着した。

本作は、記録的な大寒波に見舞われた米オハイオ州を舞台に、公共図書館を占拠した約70人のホームレスと、騒動に巻き込まれた図書館員スチュアートの奮闘が描かれるヒューマンドラマ。エステヴェスとジェナ・マローンが、図書館員のスチュアートとマイラをそれぞれ演じた。

1985年製作の「ブレックファスト・クラブ」にて、図書室で課題を課せられるやんちゃな高校生を演じたエステヴェス。それから約35年、彼は俳優としてだけでなく、監督や脚本家としてもキャリアを築いてきた。そして完成に11年を費やした本作では、ソルトレイクシティ公共図書館に関するエッセイからインスピレーションを受け、ホームレスとともに行動を起こす図書館員の姿を映し出している。

図書館や本にまつわる思い出について、エステヴェスは「小さい頃、親に図書館に連れて行かれて『遊んでいなさい』と言われていたんだ。だから、図書館はベビーシッターみたいな存在だったよ。当時はちょっとオタクっぽい子供で、『この月のSFの1冊を読む』みたいなクラブに入っていた。新しいSFの本が入るたびにすぐに読んでいて、マイケル・クライトンの『アンドロメダ病原体』も5、6回読んだなあ」と振り返る。さらに「だから僕にとって学校に通い始めた頃の思い出と、図書館で過ごした思い出というのは、ほぼ同じような感じだよ」と、図書館への思い入れを話した。

「パブリック 図書館の奇跡」は、東京・ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほかで上映中。全国順次ロードショー。

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