加藤雅也が殺し屋に、主演作がなら国際映画祭で上映 (original) (raw)
加藤雅也が一匹狼の殺し屋に、主演務めたハードボイルド映画がなら国際映画祭で上映
2020年8月4日 18:00 3
加藤雅也が主演を務めた「決着」が、9月18日から開催されるなら国際映画祭2020の特別招待作品として世界初上映される。
上本聡が監督と脚本を担当した本作は、静かな町で暮らす一匹狼の殺し屋を主人公とする短編ハードボイルド映画。標的の人物を殺して手に入れた封筒に、ある陰謀の証拠が入っていたことから、殺し屋は命を狙われることになる。
「日本の古都・奈良でハードボイルド映画を創ろう」を合言葉に加藤と上本が本作の企画を立ち上げ、撮影は奈良県橿原市今井町の重要伝統的建造物群保存地区選定を受けた区域を中心に行われた。殺し屋を演じた加藤のほか、冨手麻妙、上西雄大、柴田明良、尚玄、カトウシンスケ、秋本奈緒美がキャストに名を連ねている。
本作を鑑賞した深田晃司は「日本でフィルム・ノワールは難しい。と常々思っている人間ですが、しかし上本聡監督『決着』が極めて正攻法で成立させていることに驚きました」と述べ、舩橋淳は「この人物たちをもっと見ていたい、長編が見たいと感じさせるテンション、切れ味、ショットの呼吸、意外性。全てが詰め込まれた短編に息を呑むしかなかったです」とコメントを寄せた。
なら国際映画祭2020は、9月18日から22日にかけて開催される。
深田晃司 コメント
日本でフィルム・ノワールは難しい。と常々思っている人間ですが、しかし上本聡監督「決着」が極めて正攻法で成立させていることに驚きました。ジャンル映画の空気を過剰に纏うことをしない俳優たちの聡明な演技、陰影を残した端正な撮影、そしてキレの良い編集、どれもが見事でした。特に銃を撃つまでの速度が素晴らしく、これぞまさに「ハードボイルド!」と喝采をあげたくなりました。この世界で長編が見たいです。
舩橋淳 コメント
この人物たちをもっと見ていたい、長編が見たいと感じさせるテンション、切れ味、ショットの呼吸、意外性。全てが詰め込まれた短編に息を呑むしかなかったです。
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