「コールドケース3」に江口洋介や井之脇海が出演 (original) (raw)
吉田羊が主演を務める「連続ドラマW コールドケース3 ~真実の扉~」の第1弾ゲストが発表され、江口洋介らが出演するとわかった。
CBSの海外ドラマをもとにした本作は、“コールドケース”と呼ばれる未解決凶悪犯罪を扱う捜査チームの活躍を描くクライムサスペンス第3弾。石川百合役の吉田をはじめとして、神奈川県警捜査一課のメンバーである高木信次郎役の永山絢斗、立川大輔役の滝藤賢一、金子徹役の光石研、本木秀俊役の三浦友和が続投する。「サイレント・トーキョー」の公開を控える波多野貴文や、内片輝、守下敏行が監督を務めた。
第1話のタイトルは「鼓動:前編」。9年前に息子・大樹を殺害した罪で逮捕され服役を終えた男・日向秀樹が、冤罪を主張することで物語が展開していく。復讐に燃える秀樹役で江口が出演し、その妻・桜を戸田菜穂が演じる。大樹にかつて心臓を臓器提供した諸星光の父・要司役で緒形直人、母・朱里役で山本未來が参加。大樹殺害事件の捜査線上に浮かび上がる牛久明良に井之脇海、その父・昌和に横田栄司、母・緑に黒沢あすかが扮する。また劇中では、信次郎が小児性犯罪者に対して特別に強い敵意を見せることに。信次郎の兄である光太郎役を渡辺大が務めた。さらにシーズン2に登場した刑事部長・井内利夫役の利重剛が続投する。
この発表にあたり江口は「伝えるべきことがたくさんあって、最初はどうしたものか、悩みました。でも今まで何度も出演してきたWOWOWということもあって、やはり地上波じゃできないもうひとつ深いところを狙っているんだろうなと感じ、出演を決めました」と語る。緒形は「胸をえぐられるような、葬られてはいけないような内容で。脚本として良く練られていましたし、それに引っ張られるようにやっていた感覚です」と、戸田は「桜が、最後暗闇から抜け出せるか、いかに生きる術を見つけていくか、是非皆様にご覧頂きたいです」とコメント。また井之脇は「吉田羊さん演じる百合と対峙するシーンでは、明良のその二面性がグチャグチャになります。僕も演じていて、今までにない心の揺れを感じました」と撮影を回想した。
「連続ドラマW コールドケース3 ~真実の扉~」はWOWOWプライムで12月に放送。
江口洋介 コメント
これまでのシリーズを見させてもらったのですが、スタイリッシュで横浜の空気が匂いたつような映像や、サスペンスやアクションなどのスリリングさが魅力的な作品だったので、参加してみたいなと思っていました。テーマが子供の虐待や性犯罪、さらに「心臓移植」という要素も入ってきている。この前後編だけじゃ足りないぞというぐらい、伝えるべきことがたくさんあって、最初はどうしたものか、悩みました。でも今まで何度も出演してきたWOWOWということもあって、やはり地上波じゃできないもうひとつ深いところを狙っているんだろうなと感じ、出演を決めました。シーズン3なのでチームワークもできていて、それぞれの役割がしっかりあって、おそらくゲストは全員気持ち良く演じさせていただいているチームなんじゃないかなと。それがこの作品が成功している要因だと思いました。色々なことを考えながら演じさせてもらいました。本当に仕上がりが楽しみです。
緒形直人 コメント
とても良い脚本だったので、素敵な作品になればいいなと心から思います。そして皆様にとっても印象的な作品になればいいなと思い、撮影に臨みました。なんて言ったらいいのか、胸をえぐられるような、葬られてはいけないような内容で。脚本として良く練られていましたし、それに引っ張られるようにやっていた感覚です。シーズン3のスタートとなる、この1、2話で最初にグッと掴まなければいけないと思いますが、それぐらい力があるような内容になったと思います。ぜひこの回を見ていただけたら、そのあとはずーっと最後まで続けて見ていただけると思います。気合が入った作品でもありますし、出来上がりを楽しみにしています。
戸田菜穂 コメント
今回演じた桜は、壮絶な過去を抱えながら、なんとか生きている女性だったので、私も演じていて息苦しくなるような苦しい思いでした。現場は緊張感がみなぎり、大変集中力が高まりました。監督のお優しい眼差しが印象的でした。桜が、最後暗闇から抜け出せるか、いかに生きる術を見つけていくか、是非皆様にご覧頂きたいです。
井之脇海 コメント
母がアメリカ版オリジナルの「コールドケース」が大好きで、僕も学生の頃に実家でよく見ていました。「日本版にいつか参加したい」と思っていたので、夢が叶ってとても幸せです。完成を楽しみにしています。僕が演じた牛久明良は、少しひねくれた性格の持ち主で、心の奥には優しい一面も持っていることを忘れないよう演じました。吉田羊さん演じる百合と対峙するシーンでは、明良のその二面性がグチャグチャになります。僕も演じていて、今までにない心の揺れを感じました。そのシーンにぜひ注目して見ていただきたいです。
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