「ニューヨーク 親切なロシア料理店」監督コメントが到着 (original) (raw)
「ニューヨーク 親切なロシア料理店」で監督を務めたロネ・シェルフィグのコメントが公開された。
米ニューヨーク・マンハッタンにある老舗ロシア料理店ウインター・パレスを舞台に、事情を抱え2人の子供とともに夫から逃げてきたクララが、新たな人生と幸せを見つけていくさまを描く本作。クララを「ルビー・スパークス」のゾーイ・カザンが演じ、アンドレア・ライズボロー、タハール・ラヒムもキャストに名を連ねた。
シェルフィグは制作のきっかけについて「私は、頭の中のシーンや人物に息吹を与えたかった。それに人の優しさや思いやりの心を形にしたかったの。ニューヨークの街もインスピレーションになった。街の美しさだけでなく、その日暮らしの人たちのドラマがある」と述べ、本作を「つまり、私が大好きなことと、私が心配することが全部ブレンドされてできた作品なの」と表現した。
本作について「ニューヨークが舞台となるべきだと思っていた」と語るシェルフィグ。理由として「ニューヨークという場所は、とても国際的で世界の首都とも言える街。そこには究極の人間ドラマが、密接につながって存在してる。だから、このストーリーの舞台に最適だと思ったの」と説明している。また「ニューヨークの人々に感心したわ。彼らは本当に温かい心でお互いを助け合うの。ヨーロッパでも見習うべき点だと思う。私たちが今置かれている政治的状況の渦中で、優しさ、事情、責任感がいたるところにある。アメリカ人が手を広げるときは、とても長い手を広げるのよ」とニューヨークに暮らす人々の美点を挙げた。
「ニューヨーク 親切なロシア料理店」は12月11日より東京・シネスイッチ銀座、新宿シネマカリテ、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国で順次公開。
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