ファッションビジネスの闇描く「グリード」6月公開 (original) (raw)

マイケル・ウィンターボトムが監督と脚本を担当した「グリード ファストファッション帝国の真実」が6月に公開される。

本作では、ファストファッションブランドを経営し、業界トップにまで上り詰めたリチャード・マクリディの栄光と転落が描かれる。リチャードのモデルとなったのは、TOPSHOPなど複数のファストファッションブランドを保有し、2020年に破産申請をしたアルカディア・グループのオーナーであるフィリップ・グリーン。「24アワー・パーティ・ピープル」などに出演し、ウィンターボトムとは7度目のタッグとなるスティーヴ・クーガンがリチャードを演じた。

リチャードの元妻サマンサに扮したのは「ノクターナル・アニマルズ」のアイラ・フィッシャー。リチャードの母マーガレットを「ブリジット・ジョーンズの日記」シリーズのシャーリー・ヘンダーソン、息子のフィンをドラマ「セックス・エデュケーション」のエイサ・バターフィールドが演じた。

ウィンターボトムは「資本主義の移り変わりとともに、グローバル化が世界をどう変えていったのか。例えばスリランカの縫製工場で働く女性たちや、イギリスのファストファッション業界の企業買収など。これらを架空の人物を通して見ることができるのがこの作品のよさだ」とコメントしている。

「グリード ファストファッション帝国の真実」は東京・TOHOシネマズ シャンテほか全国でロードショー。

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(c)2019 COLUMBIA PICTURES INDUSTRIES, INC. AND CHANNEL FOUR TELEVISION CORPORATION

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