水谷豊×反町隆史「相棒」シーズン20が10月スタート (original) (raw)
水谷豊が主演を務めるドラマ「相棒」のシーズン20が、10月よりテレビ朝日系で放送される。
2000年に放送がスタートした「相棒」シリーズは、水谷演じる主人公・杉下右京と、彼のもとに送り込まれる“相棒”の活躍を描く刑事ドラマ。シーズン20にも、シーズン14より相棒・冠城亘を演じている反町隆史が引き続き出演する。石坂浩二、杉本哲太、仲間由紀恵ら上層部を演じる面々も続投し、川原和久、山中崇史、山西惇、浅利陽介、森口瑤子、篠原ゆき子も集結する。
初回スペシャル「復活」では、IT長者・加西周明の殺害容疑をかけられた遠山景織子扮する元内閣情報調査室職員・柾庸子の接見が突如禁止となる。不審に思った右京と亘が事態を探りはじめた直後に舞い込む衝撃の知らせ。やがてこの事件に複雑な思惑と陰謀が絡み合っていることが発覚し、ついには亘が逮捕されてしまう。
シーズン20の始動について、水谷は「毎年この時期になると、『さぁ、またこの時が来たな』という気持ちになります。これだけ続けてきたのでいい加減、慣れてもいいのになかなか慣れないんですよ。今、ちょうどいい緊張感みたいなものに包まれています。今年は20作目という節目。『よくこれだけやってきたな』と、ふと思うこともありますが、基本的にはいつもと同じでありたいと考えています」とコメント。反町は「僕自身は冠城亘を演じて7年目になりますが、7年も同じ役を演じるってなかなかないこと。そう考えると、水谷さんの20年という数字はとんでもなく重いものですね。また、同じような状況の撮影でも毎回、シチュエーションや内容などさまざま違っているわけで、長い月日の中では語り切れない多くのことがあったんだろうなと想像すると、改めて20という数字のすごさを実感します」と述べた。
なお「相棒」の過去全シーズン、スペシャルドラマ、劇場版、スピンオフはTELASA(テラサ)で配信中。
相棒 season20
テレビ朝日系 2021年10月スタート 毎週水曜 21:00~21:54
※2クール
水谷豊 コメント
シーズン20の撮影が始まった今の心境
毎年この時期になると、「さぁ、またこの時が来たな」という気持ちになります。これだけ続けてきたのでいい加減、慣れてもいいのになかなか慣れないんですよ。今、ちょうどいい緊張感みたいなものに包まれています。今年は20作目という節目。「よくこれだけやってきたな」と、ふと思うこともありますが、基本的にはいつもと同じでありたいと考えています。
20年以上演じてきた右京に対して、どのような気持ちで向き合っているか
右京はブレない人だなと思います。これまでの20年、僕自身、さまざまな右京を経験することができました。ある時はものすごくシリアスなのに、ある時はコメディータッチ。そしてある時は巨悪に立ち向かい、またある時はとても小さな事件に一生懸命になる…。そういう“幅”の広さが「相棒」の中にはあり、だからこそ長く続けてくることができたのだと思います。しかも、面白い相棒がいていろいろなことが起きるので、飽きるヒマがなかったですね。
20年分の右京の人生も一緒に生きてきたような感覚になる?
そうですね。ただ、20年という感覚って、あるようでないんです。確かに20年が経ったのですが、僕の中ではそれがどのくらいの長さだったのか、区切れないところがあります。ロケ先で出会った子どもたちに「右京さんって名前なんて言うの?」と聞かれたときには、「みんな僕の名前、わからなくなってるんだな」と思い、それだけ長く演じてきたんだなと実感しましたが(笑)、右京とはいつも新鮮につきあってきたという思いです。
7年目を迎えた右京と亘の関係性について
いろいろな意味で“良い時間”が増えてきたなという感想ですね。これまで、お互いに意識して何かを変えようとしたことはなかったと思います。1年、1年、同じ時間を重ねる中で、自然に2人の世界が生まれてきた…。説明しづらいのですが、カメラの前で右京と亘として芝居しているとき、2人の間でちょっとしたことを面白く感じる瞬間があるんです。まさにちょっとしたことなのですが、この空気はとてもいいなと思いながら演じています。これだけ一緒にやってきたからこそ、生まれたものですね。
新シーズン初回のシナリオを読んで感じたこと
現実のどこかでこんなことが起きているんじゃないかと思うような、リアルな感覚を覚えました。それを“相棒ワールド”で描くと、こうなるんだなと…。よく考えると心底、恐ろしいストーリーです。
「相棒」は内輪の人間も油断できない人物だらけで、まったく先が読めない。それでも次から次へと新しい事件に向かっていかなければならず、本当に「この先、どうなってしまうのか」と思います。これから、誰がどんなことを我々に仕掛けてくるのか、怖さと面白さに期待しています。どんなことにも恐れず立ち向かっていこうと、2人で気持ちを奮い立たせています。
反町隆史 コメント
シーズン20の撮影が始まった今の心境
毎年、同じスタッフが迎えてくれるので、少し間が空いてもスッと入ることができる空気感があります。共演者も同じで、暗黙の了解のもといろいろな芝居に挑戦できるので、みんなで「あぁそうそう」「こういう感じがいいね」なんて言いながら撮影させていただいています。
シーズン20作目という節目を迎えて感じていること
僕自身は冠城亘を演じて7年目になりますが、7年も同じ役を演じるってなかなかないこと。そう考えると、水谷さんの20年という数字はとんでもなく重いものですね。また、同じような状況の撮影でも毎回、シチュエーションや内容などさまざま違っているわけで、長い月日の中では語り切れない多くのことがあったんだろうなと想像すると、改めて20という数字のすごさを実感します。
7年目を迎えた右京と亘の関係性について
これまで、右京と亘はさまざまな犯人と向き合って事件を解決してきました。水谷さんと僕も同じように、さまざまな撮影現場の中で大変な思いをしながら作品を作ってきました。そんな右京と亘、水谷さんと僕の7年目という数字が自然と重なり、2人の関係性が味になって、よい空気感が生まれているのではないかなと思います。水谷さんも同じだと思いますが、“ここで終わりではない”“もっと何かできるのでは”という思いで日々撮影に取り組んでいます。
亘というキャラクターをどう捉えているか
「season14」のときとまったく変わっていません。どこかお茶目で人間味があって…。法務省から来たという素地があるから、その分、遊びができ、役として楽しいなと思います。僕の中では亘は振り幅がすごく大きいキャラクターだなと思います。
最近は亘の単独行動が増えましたが、それだけ右京さんからの信頼が厚くなってきたのかな。右京さんと別行動することでまた新たなストーリーが生まれてくるのも面白いなと思っています。
新シーズン初回のシナリオを読んで感じたこと
前作に引き続き、キャストたちのお芝居をじっくり見ていただきたいなと思いました。特に今作は、キャラクター同士の掛け合いの面白さが際立っているのではないかなと思います。「相棒」の登場人物は全員が全員、怪しいのですが(笑)、それが面白いところ。最後まできっちりご覧になっていただきたいなと思います。
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