ヴェネツィア映画祭の最高賞は2年連続で女性監督作へ (original) (raw)

第78回ヴェネツィア国際映画祭の授賞式が、イタリア現地時間9月11日に行われ、オードレイ・ディヴァンが手がけた「Happening（英題）」がコンペティション部門の最高賞にあたる金獅子賞を獲得した。

現地時間9月1日にスタートした同映画祭。アナマリア・ヴァルトロメイが出演するフランス映画「Happening」は、1963年のフランスを舞台とする物語だ。妊娠してしまった若き学生アンヌが、刑務所に入る危険を冒してでも、ある行動を起こそうと決意するさまが描かれる。ヴェネツィア国際映画祭では、クロエ・ジャオ監督作「ノマドランド」に続き、2年連続で女性監督の作品に金獅子賞が与えられることとなった。

銀獅子賞の審査員大賞にはパオロ・ソレンティーノによる「The Hand of God（英題）」、監督賞には「The Power of the Dog（原題）」を手がけたジェーン・カンピオンを選出。女優賞を「Parallel Mothers（英題）」のペネロペ・クルス、脚本賞を「The Lost Daughter（原題）」のマギー・ギレンホールが受賞した。主な受賞結果は以下の通り。なおコンペティション部門の審査員長はポン・ジュノ、そのほか審査員をサヴェリオ・コスタンツォ、ヴィルジニー・エフィラ、シンシア・エリヴォ、サラ・ガドン、アレクサンダー・ナナウ、ジャオが務めた。