鳴海唯×仲万美W主演作「偽りのないhappy end」、妹探す姉たち捉えた特報公開(コメントあり / 新写真12枚) (original) (raw)

松尾大輔が監督を務めた「偽りのないhappy end」の特報がYouTubeで公開された。

本作は、園子温に助監督として10年間師事してきた松尾の長編映画監督デビュー作。それぞれの妹が行方不明になってしまったエイミとヒヨリが犯人探しをしていくミステリーをベースに、姉たちの心の揺れが映し出される。連続テレビ小説「なつぞら」でドラマデビューした鳴海唯がエイミ、マドンナのバックダンサーとしてワールドツアーに約1年半同行したことで知られる仲万美がヒヨリを演じた。

エイミと、故郷・滋賀から突然東京へやって来た妹ユウの姿を捉えた本映像。ヒヨリが行方不明者の情報を呼び掛けるチラシの前に座っているシーンも収められている。

鳴海は「妹のユウと接する時の話し方、会社の同僚との話し方を幼くならないように意識していました」とつづり、役作りのため撮影期間は携帯電話の電源を切って生活していたとコメント。また仲は「主演が決まった時、率直にとても嬉しかったですし、驚きでした。でもその反面、自分の武器であるダンスがないというのは少なからず不安はありました。ですが、『これは挑戦だ。勝負だ。』と感情が高ぶったのを今でも覚えています」と当時の心境を振り返っている。

「偽りのないhappy end」は、12月17日より東京・アップリンク吉祥寺ほか全国で順次公開。キャストには河合優実田畑志真三島あよな見上愛メドウズ舞良馬渕英里何カトウシンスケも名を連ねた。

(c)2020 daisuke matsuo

鳴海唯 コメント

長編映画でW主演をやらせていただくのは初めてだったので本当に光栄でした。とても繊細な描写が多い作品なので、上手くできるだろうかと、不安もありましたが、必ず良い作品にしたい、という気持ちで臨みました。

エイミは当時の私の実年齢よりかなり年上だったので、妹のユウと接する時の話し方、会社の同僚との話し方を幼くならないように意識していました。
また、エイミは、携帯を持っていないという設定だったので、撮影の期間は携帯の電源を切って、実際に携帯がない生活を送ってみたり、エイミの過去や気持ちに少しでも寄り添えるよう心がけていました。

物語が進むにつれて、見ないように蓋をしていた、真実や過去の自分にどんどん飲み込まれていく、そんな登場人物の心の変化を、壮大な琵琶湖の映像美とともにぜひご覧いただきたいです。

仲万美 コメント

主演が決まった時、率直にとても嬉しかったですし、驚きでした。でもその反面、自分の武器であるダンスがないというのは少なからず不安はありました。ですが、「これは挑戦だ。勝負だ。」と感情が高ぶったのを今でも覚えています。

演じたヒヨリは、ずっとシリアスでしたので、実際に抱えたことのある辛い出来事などを思い出して重ねてみたり、周りにある好きな物をあえて排除し、寂しい気分になる音楽を四六時中聴きました。普段からよく笑う私なので、私生活から意識することを心掛け、私の実の姉をヒヨリに置き換えたりと、心情を考えたりもしました。

ごく普通の女の子達がどんどん壊れていく姿は、悲しかったり、儚かったり、狂気的だったり、、、。それぞれ違う姿を見て頂きたいです。“フェイクのようなリアル”を感じることが出来ると思います。