東海テレビ制作の作品26本を東名阪で上映 (original) (raw)
特集上映「東海テレビドキュメンタリーの押売り」が12月より東京・ポレポレ東中野、愛知・名古屋シネマテーク、大阪・シアターセブンで順次行われる。
「人生フルーツ」「さよならテレビ」などのドキュメンタリー映画を世に送り出してきた東海テレビ・プロデューサーの阿武野勝彦による書籍「さよならテレビ ドキュメンタリーを撮るということ」の刊行を記念して開催される本特集。東海テレビが制作した26作品がスクリーンにかけられる。
「平成ジレンマ」「ヤクザと憲法」「おかえり ただいま」など、未ソフト化・未デジタル配信の劇場公開作13本で構成された“東海テレビドキュメンタリー劇場”、「光と影~光市母子殺害事件 弁護団の300日~」「裁判長のお弁当」「とうちゃんはエジソン」などを集めた“セレクション”、「ガウディへの旅 ~世紀を超えた建築家~」「ラポールの贈りもの~愛知の腎臓移植~」など阿武野が1980年代末から1990年代にかけてディレクターを務めた作品からなる“阿武野勝彦アーリーワークス”といったプログラムを展開。“特別上映作品”として、2019年に放送された「樹木希林の天国からコンニチワ」が劇場初公開される。
12月4日と5日にポレポレ東中野でトークイベントも行う阿武野は「押売り」という言葉を使った特集上映のタイトルについて「誰が、誰に、何を、どう押売りするのか、それは謎です」と触れ「しかし、この『押売り』は、絶対に買いです。間違いありません。なぜって…この大事な時に、ミニシアターに送り出す企画なのですから!!!」とメッセージを送っている。
東海テレビドキュメンタリーの押売り
2021年12月4日(土)~23日(木)東京都 ポレポレ東中野
2022年1月下旬~ 愛知県 名古屋シネマテーク
2022年1月下旬~ 大阪府 シアターセブン
東海テレビドキュメンタリー劇場 劇場公開作
「平成ジレンマ」
「青空どろぼう」
「死刑弁護人」
「長良川ド根性」
「約束~名張毒ぶどう酒事件 死刑囚の生涯~」
「ホームレス理事長~退学球児再生計画~」
「神宮希林 わたしの神様」
「ヤクザと憲法」
「ふたりの死刑囚」
「人生フルーツ」
「眠る村」
「さよならテレビ」
「おかえり ただいま」
セレクション(8作品・4プログラム)
「光と影~光市母子殺害事件 弁護団の300日~」+「罪と罰 娘を奪われた母 弟を失った兄 息子を殺された父」
「裁判長のお弁当」+「検事のふろしき」
「とうちゃんはエジソン」+「母の絵日記」
「黒いダイヤ」+「約束~日本一のダムが奪うもの~」
阿武野勝彦アーリーワークス(4作品3プログラム)
「ガウディへの旅~世紀を超えた建築家~」
「ラポールの贈りもの~愛知の腎臓移植~」+「はたらいて はたらいて~小児科診療所と老人たち~」
「村と戦争」
特別上映作品
「樹木希林の天国からコンニチワ」
阿武野勝彦 コメント
ボクの心の物語をそっとあなただけに…多くの人に観られ、お金にもなるのに、なぜ〈東海テレビドキュメンタリー劇場〉の映画を配信メディアに出さないの? よく尋ねられるこの質問の答えは、「どうせ暫くしたらネットで観られるだろう」というサイクルに入らず、ミニシアターならではのラインナップにしてもらえたら…ボクらの作品を育んでくれた仲間たちへのささやかな恩返しなのです。
過去の作品を広げてくれる喜びを、特集上映に感じながら、タイトルを捻りだしました。「東海テレビドキュメンタリーの押売り」。誰が、誰に、何を、どう押売りするのか、それは謎です。しかし、この「押売り」は、絶対に買いです。間違いありません。なぜって…この大事な時に、ミニシアターに送り出す企画なのですから!!!
(c)東海テレビ放送
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