ヒグチユウコが「ほんとうのピノッキオ」のイラスト描く (original) (raw)
全国ロードショー中の「ほんとうのピノッキオ」のイラストを、ヒグチユウコが描き下ろした。
本作はイタリアの作家カルロ・コッローディによる児童文学を原作としたダークファンタジー。無邪気な操り人形に見えるピノッキオが、実は行く先々でトラブルを巻き起こす“悪童”であるという原作の世界観を忠実に描いている。「ゴモラ」「五日物語 3つの王国と3人の女」のマッテオ・ガローネが監督を務め、フェデリコ・エラピがピノッキオに扮した。
ヒグチが描き下ろしたのはピノッキオとカタツムリ。映画ではCGを使わず特殊メイクでリアルに造形されたこの2キャラクターを、ヒグチ独自のタッチで表現している。そのほか夏木マリ、宇垣美里、小島秀夫、今日マチ子、片桐裕司、東佳苗らからコメントが到着。下記に掲載している。
夏木マリ コメント
おとぎ話はいつも残酷
主人公はいつも強か
このピノッキオは、不条理、その風刺が私達に大冒険を体現させる
そして兎に角美しい映画
最後に想うのは、
ピノッキオは私なのかもしれない....
宇垣美里(フリーアナウンサー)コメント
ダークファンタジーな世界を駆け抜ける
悪童ピノッキオの冒険譚
無軌道な彼に掛けられる忠告の一つ一つが沁みるのは
私が大人になったからなのか
圧倒的な世界観に惚れ惚れした
辛酸なめ子(マンガ家、コラムニスト)コメント
人生に必要な教訓は全て「ほんとうのピノッキオ」で学べる……
煩悩にまみれがちな大人こそ、人生のテコ入れに必見です!
小島秀夫(ゲームクリエイター)コメント
「ゴモラ」の監督がピノッキオを撮るというので、どんなものになるだろうと鼻を伸ばして期待していた。
絵画のような美しいショット! 油絵を思わせるライティング! 擬人化された生物や人形!独創的なルック!
悪童ピノッキオを描くという触れ込みだったが、それ以上に世間やデマ情報に翻弄される“ほんものの人間達”を見ているブラックさをも感じる。
青木美沙子(モデル、正看護師、日本ロリータ協会会長)コメント
豪華な衣装や美しくお人形のようなメイクで細部までこだわった映像美が圧巻でした!
ダークファンタジーな世界観に入りやすく、見終わった後の充実感は忘れられません!
美しすぎる衣装やメイクは必見です!
今日マチ子(マンガ家)コメント
ファンタジーと教訓が融合した不思議な世界。あらゆる「ダメ」をことごとく踏んでいくピノッキオは、人間よりも人間らしい。
人形はそつなく振る舞う私たちなのかもしれない。
青野賢一(ライター、選曲家、DJ)コメント
悪いささやきに揺れ、道に迷ってしまうピノッキオにハラハラドキドキしながら、
私たちは、愛情を信じ、またそれに応えるというシンプルで美しい状態を思い出す。
片桐裕司(キャラクターデザイナー、ハリウッド映画監督)コメント
幻想的で細部まで行き届いたリアリティーのある世界観、そして特殊メイクの完成度は感嘆しかありません。
誰もが知るストーリーですが、見事に引き込まれました。
東佳苗(デザイナー)コメント
好奇心に従い、自由を選択するには代償が伴う。
不条理こそ人生であり、願いを成就させるには学び、働き、善行を積むという真っ当な教えだった。仄暗いファンタジーで包んだ逸話的教訓の話。
金原瑞人(翻訳家)コメント
「ピノッキオ」の訳者のひとりとして、とてもうれしい。
こんなにグロテスクで、こんなに美しいイメージを引きだす原作の可能性を思い知らされた。
江川悦子(特殊メイクアーティスト)コメント
この映画はとってもスペシャル!なんと言っても“特殊メイクてんこもり~”!
ピノッキオの木目の顔も長い鼻も。森で出会うコオロギも。
街で出会った操り人形たちもCGは最小限。そして妖精の召使いはカタツムリなんだけど、
どんな風になっているか必見! 絶対楽しめるはずです。
ベリッシモ・フランチェスコ(料理研究家、タレント)コメント
ハリウッド映画では全く見る事が出来ない、イタリアらしさが溢れる芸術的な作品です。
背景美術や衣装や音楽などがとてもお洒落ですよ!
「ほんとうのピノッキオ」は感動的で老若男女問わず楽しめます。
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