春本雄二郎、松本壮史ら8名、新藤兼人賞の最終選考へ (original) (raw)

2021年度新藤兼人賞の最終選考に進む監督8名が決定した。

1996年に設立された新藤兼人賞は、プロデューサーたちの観点から将来性のある新人監督を選出する映画賞。今年度の候補には、土屋太鳳と田中圭が共演した「哀愁しんでれら」の渡部亮平、ある中学校の2年6組に在籍する生徒35名全員に密着したドキュメンタリー「14歳の栞」の竹林亮、過酷な職場から脱走を図った末に不法就労者となったベトナム人女性たちを映す「海辺の彼女たち」の藤元明緒、金子大地と石川瑠華がダブル主演した「猿楽町で会いましょう」の児山隆が名を連ねた。

また「青葉家のテーブル」「サマーフィルムにのって」を手がけた松本壮史、マッコウクジラの漁に挑む人々を追ったドキュメンタリー「くじらびと」の石川梵、瀧内公美が主演した「由宇子の天秤」の春本雄二郎、半グレの男を映すクライムムービー「JOINT」の小島央大も最終選考に残っている。

金賞および銀賞の受賞者は11月22日に発表。受賞者には、正賞として新藤がデザインしたオリジナルトロフィーが贈呈される。また副賞として、金賞受賞者には賞金50万円とUDCast賞、銀賞受賞者には賞金25万円を贈呈。授賞式は12月3日に東京・如水会館で開催予定だ。

2021年度新藤兼人賞 最終選考

渡部亮平「哀愁しんでれら」
竹林亮「14歳の栞」
藤元明緒「海辺の彼女たち」
児山隆「猿楽町で会いましょう」
松本壮史「青葉家のテーブル」「サマーフィルムにのって」
石川梵「くじらびと」
春本雄二郎「由宇子の天秤」
小島央大「JOINT」

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