片山享×安楽涼、生と向き合う音が響く「轟音」配信 (original) (raw)
片山享×安楽涼、生と向き合う音が響く「轟音」U-NEXTほかで配信スタート
2021年11月24日 14:13 4
片山享の初長編監督作「轟音」が、本日11月24日よりAmazon Prime Video、U-NEXT、YouTubeなどで順次配信される。
俳優として活動する片山が「1人のダンス」で知られる安楽涼を主演に迎え、地元・福井を舞台に撮り上げた本作。兄が罪を犯し、父が自殺したことで行き場を失った青年・誠のさまよえる魂の行方を描く。そして1人の浮浪者との出会いをきっかけに、誠の生と向き合う音が静かに響き始める。安楽が誠、片山が浮浪者の男を演じたほか、太田美恵、大宮将司、岸茉莉、中山卓也、柳谷一成、松林慎司、宮田和夫が出演した。
「轟音」は2020年2月に東京の池袋シネマ・ロサで封切られたのち全国の劇場で順次公開。シッチェス・カタロニア国際映画祭のブリガドーン部門やJAPAN CUTS 2020のNext Generation部門へのノミネートも果たした。
安楽は「映画館での上映後に涙ぐんで話しかけてくれたお客さんが居ました。面白いって言葉が似合う内容ではないと思います。でも誰か1人にとっては大切な一本の映画になると肌感覚で感じました。片山享監督の『轟音』に是非出逢ってもらえたら嬉しいです」とコメント。片山は初公開からの月日とコロナ禍での変化を振り返り「約2年経ちました。その2年で普通がどこかにいってしまいました。普通が一番幸せだということが言いたくてつくったのが『轟音』でした。奇しくもそんな世の中になってしまい悔しかったです。でも、それでも僕たちは生きていて、これからがあって、そんなことを思い描いて作った映画でもあります。そんな映画の配信がスタートします」と語っている。
「春原さんのうた」の封切りを控える映画監督の杉田協士が配信決定に寄せたコメントも下記に掲載。YouTubeでは予告編も公開されている。各種配信サービスは映画の公式サイトで確認を。
杉田協士 コメント
写真に残せなかった記憶が、その街の路上で、だれにも知られずに風に吹かれている。片山享さんはその風のなか、聞こえるはずのない声に耳をすませ、歩いてきたのかもしれない。持ち主のわからなくなった欠片を拾い、光にかざす。轟音にかき消されそうだったひとつの言葉を頼りに、きっとこのさきも歩きつづける。同じ路上でいつか視線を交わし合った仲間たちと共に。その歩みが私たちも照らしてくれる。
安楽涼 コメント
映画館での上映後に涙ぐんで話しかけてくれたお客さんが居ました。面白いって言葉が似合う内容ではないと思います。でも誰か1人にとっては大切な一本の映画になると肌感覚で感じました。片山享監督の「轟音」に是非出逢ってもらえたら嬉しいです。
片山享 コメント
「轟音」の公開から約2年経ちました。その2年で普通がどこかにいってしまいました。普通が一番幸せだということが言いたくてつくったのが「轟音」でした。奇しくもそんな世の中になってしまい悔しかったです。でも、それでも僕たちは生きていて、これからがあって、そんなことを思い描いて作った映画でもあります。そんな映画の配信がスタートします。改めてこの映画に関わってくださった方々、そして映画館で観てくださった方々に感謝申し上げます。たくさんの方の目に触れられるようになることは素直に嬉しいです。是非ご覧ください。