緒方恵美「乙骨は痛みを越えていく」と語る、「呪術廻戦 0」初日で動員100万人へ(写真16枚) (original) (raw)

劇場版 呪術廻戦 0」の公開初日舞台挨拶が本日12月24日に東京・TOHOシネマズ 新宿で行われた。

「呪術廻戦」の前日譚として原作者・芥見下々が短期集中連載したマンガ「東京都立呪術高等専門学校」を原作とする本作。舞台挨拶には主人公・乙骨憂太役の緒方恵美、祈本里香役の花澤香菜、禪院真希役の小松未可子、 狗巻棘役の内山昂輝、パンダ役の関智一、五条悟役の中村悠一、夏油傑役の櫻井孝宏が出席した。

緒方は「乙骨はただのポンコツだったんですけど、みんなに刺激をもらいながら、1つひとつ自分の力で上がっていく。誰かに手を引っ張ってもらうのではなく、痛みを受けて、それを越えて、また痛んで、それを越えて、を繰り返す。皆さんが生活の中でつらい思いをしたとき、シンクロするキャラではないかと思います」と自身が声を当てたキャラについて語る。花澤は「里香ちゃん視点で物語を観ていったので、乙骨くんのセリフ1つひとつにキャルンキャルンしていました(笑)」と声を弾ませ、中村は「劇場版ならではのサプライズ出演的なキャラクターもたくさんいて。早く知ってほしいという思いがあったので、感想を聞くのが楽しみです」と期待を込めた。

小松は映画化が発表されたことをしばらく知らなかったそうで「Twitterで、皆さん(ファン)と同じタイミングで知りました(笑)」と明かす。そしてテレビシリーズの主人公・虎杖悠仁役の榎木淳弥と共演した際に「乙骨役は誰なの?」と聞いたが「『すごい人だよ』としか教えてくれなくて!」とうまくかわされたことを述懐。内山は「登場人物たちの過去を知りたいと思っていたら、(加茂憲紀役の)日野聡さんが『0巻があるよ』と教えてくださって。そうしたら、ちょうど翌日に映画化が発表されたんです。世の中思い通りに動くなーって(笑)」と振り返り、共演者たちから「(もともと)決まってたから!」とツッコミを浴びていた。

また関はパンダ役ということで、パンダ関連の仕事が増えたと報告。「今までパンダに触れ合ってこなかったのですが、パンダ特集の番組でナレーションをやらせていただき、パンダ(を特集した)雑誌にも取材していただいて。パンダとして活動してきました」と話し、皆の関心を集めた。

舞台挨拶では、本日12月24日15時時点の集計によると本作の観客動員数が100万人を超える見込み、さらに週末の座席の予約状況から最終的な興行収入100億円超えも射程圏内だという発表が。櫻井は「100万人……? 100億円……?」と衝撃を受けながら「素敵なスタートを切れました。数字がすごすぎてピンと来ていないのですが、それぐらいのクオリティのものだと思っているのでうれしいです」と感謝した。

「劇場版 呪術廻戦 0」は全国で上映中。

(c)2021 「劇場版 呪術廻戦 0」製作委員会 (c)芥見下々/集英社