「嘘喰い」横浜流星は“ゾーンに入ったアスリート”、中田秀夫からねぎらいの手紙(写真21枚) (original) (raw)

「嘘喰い」横浜流星は“ゾーンに入ったアスリート”、中田秀夫からねぎらいの手紙

2022年2月12日 16:25 1

嘘喰い」の公開記念舞台挨拶が本日2月12日に東京・丸の内ピカデリーで行われ、キャストの横浜流星佐野勇斗M!LK)、白石麻衣櫻井海音(Kaito / インナージャーニー)、三浦翔平、監督の中田秀夫が登壇した。

昨日2月11日に公開された本作。迫稔雄のマンガをもとに、天才ギャンブラーの“嘘喰い”こと斑目貘が、ルールを決め敗者の死に方を用意する倶楽部“賭郎”で頂点を目指すさまが描かれる。横浜は貘の役作りについて「絶対的な自信を持っている男なので、そこは日頃から意識して生活してました」と明かし、ウィッグではなく実際に銀髪にしたことを「カツラだと不自由ですからね。染めるというのがまず大事だと思ったので」と振り返った。

貘の相棒・梶隆臣を演じた佐野は、貘と梶の“バディ感”をアピール。「カジノのシーンで“バディポーズ”なるものが生まれた瞬間は印象に残っていますね。流星くんとのアドリブだったので」と述べると、横浜も「2人だからこそできるものがいいなと思って」と笑顔でうなずく。闇カジノを仕切るオーナー・鞍馬蘭子に扮した白石は「普段と全然違うキャラクターなのでびっくりされました。番組で共演しているかまいたちさんも『まいやんが蘭子を演じるんでしょ!?』と楽しみにしてくださっていました」と周囲の反響を伝えた。

舞台挨拶の終盤には、佐野から「実は今日、監督が流星くんに伝えたい思いがあると聞いてまして」と不意打ちのコメントが。そして横浜へのサプライズとして中田が手紙を朗読した。「冷徹な面を持ちつつ、実は梶や蘭子、ライバルの佐田国までも思いやれるという貘の人間味を過不足なく演じてくれました」「いざカメラ前に立つと集中し、スーパーゾーンに入ったアスリートのようでした。あなたにしか演じられない斑目貘がそこにいました。本当にありがとう」とねぎらいの言葉を掛けられ、横浜は驚きながら「今はまだしっかりと受け止められていないのですけど、すごくうれしいです」と中田のほうへ体をまっすぐ向けて感謝する。

最後に横浜は「原作をリスペクトして、ディスカッションを重ねて皆さんと作った大事な作品です。こういう大変な状況下だからこそ、エンタテインメントが必要だと思います。そんなエンタメに特化したこの作品を観て、純粋に楽しい気持ちになってくれたらうれしいです」と呼びかけて舞台挨拶の幕を引いた。

「嘘喰い」は全国で上映中。

(c) 迫稔雄 / 集英社 (c) 2022映画「嘘喰い」製作委員会