「呪術廻戦 0」舞台挨拶でTVアニメ2期発表、榎木淳弥も駆け付け歓喜(写真22枚) (original) (raw)

劇場版 呪術廻戦 0」の大ヒット御礼舞台挨拶が本日2月12日に東京・TOHOシネマズ 日比谷で行われ、テレビアニメ「呪術廻戦」の第2期が2023年に放送されることがイベント内で発表された。

芥見下々によるマンガ「呪術廻戦」は、ある強力な“呪物”の封印が解かれたことで、高校生の虎杖悠仁が呪いをめぐる戦いの世界へと足を踏み入れるダークファンタジー。2018年3月から週刊少年ジャンプで連載中で、テレビアニメが2020年10月から翌年3月にかけて放送された。前日譚となる「劇場版 呪術廻戦 0」は2021年12月24日に公開され、昨日2月11日までで観客動員数約784.1万人、興行収入は約108.3億円を記録している。

舞台挨拶には「劇場版 呪術廻戦 0」の主人公・乙骨憂太役の緒方恵美、祈本里香役の花澤香菜、五条悟役の中村悠一、夏油傑役の櫻井孝宏、そしてサプライズでテレビアニメ版の主人公・虎杖悠仁役の榎木淳弥が登壇。第2期の製作決定が告げられるとキャスト陣は「やったー!」と歓声を上げ、さらに芥見によるイラストコメントも披露された。第2期の詳細には言及されず、榎木は「僕もまだ知らないのですが、原作の流れだと劇場版で活躍している五条と夏油の過去の話などもあるので、お楽しみにしていただけたら」と伝えた。

舞台挨拶では、中村がテレビアニメ版キャストである榎木、内田雄馬、瀬戸麻沙美と一緒に「劇場版 呪術廻戦 0」を観に行ったというエピソードも。中村が「“出ていないやつら”と行ったのでリアクションが楽しみでしたよ。原作にないシーンとか、どういう気持ちで観るんだろうって」と振り返ると、榎木は「めちゃくちゃ興奮しました。泣けましたね。憂太の気合いみたいなものがスクリーンから伝わってきて圧倒されました。2人も小学生のようにはしゃいでいて、瀬戸さんは『おもろかったー!』と言ってました(笑)」と報告した。

緒方は、終盤に乙骨と夏油が対峙するシーンのセリフについて言及。「最初は『悔しい』とか『勝ちたい』という気持ちで言おうと思っていたけど、スタッフから『もっと凪いでほしい』と言われて。それで『一緒に逝こう?』は『結婚しよう』のつもりで発しました。結婚するということは里香と一緒に向こうの世界に行くということ。全部覚悟して、内省して、腹に据えた状態でそこに向かってしゃべることを意識したんです。そのあと(里香に)『大好きだよ』と言われて、本当に幸せでした」と明かす。花澤はうっとりした口調で「里香ちゃんには憂太しかいないなと思いました。緒方さんと一緒にアフレコできて本当によかったです」と回想した。また櫻井は「五条のすごさを感じました。テレビアニメから今まで作品の顔を張ってきて、五条がいるからこそ、という力を感じました」と中村をたたえた。

最後に緒方は「映画がこれだけヒットしたのは芥見先生の原作のお力があり、テレビシリーズのキャストスタッフが熱を込めて作ってくださって『呪術廻戦』という作品自体が盛り上がったからです。チームすべての皆さんの力が結晶したものだと思っています」「コロナ禍の中でこの作品を作れたことが一番大きい。未来につながっていく仕事でした」と思いを込めて語った。