是枝裕和らカンヌのレッドカーペットに登場 (original) (raw)

「ベイビー・ブローカー」是枝裕和らレッドカーペットに登場「みんなと楽しみたい」

2022年5月27日 10:45 7

フランス現地時間5月26日、第75回カンヌ国際映画祭で「ベイビー・ブローカー」のレッドカーペットイベントが行われた。

自らの手で育てられない赤ん坊を匿名で預けられる“赤ちゃんポスト”をきっかけに出会った人々の旅路を、是枝裕和が描いた本作。預けられた赤ん坊を横流ししてマージンを稼ぐベイビー・ブローカーのサンヒョンとドンスをソン・ガンホカン・ドンウォンが演じた。赤ちゃんポストに赤ん坊を預ける女ソヨンにイ・ジウンIU)、サンヒョンとドンスたちを追う2人の刑事にペ・ドゥナとイ・ジュヨンが扮している。映画祭ではコンペティション部門に出品された。

レッドカーペットにはまず是枝とソン・ガンホが登場。続いてカン・ドンウォン、イ・ジウン、イ・ジュヨンが姿を見せた。アジアとヨーロッパの観客からはIUコールが起こり、一目見ようと木に登ったり、泣き崩れるファンの姿もあった。

「ベイビー・ブローカー」の音楽を手がけたチョン・ジェイルによるピアノの旋律をバックに、ゆっくりと階段を上る是枝とキャスト。会場に向かう直前、是枝は「毎回持ってくる作品も違いますしチームも違うので、いつも新鮮な思いで臨んでいます。今回は会場へ向けての出発場所となるホテルの壁に作品の垂れ幕がかかっているので、ちょっと背筋が伸びる思いはあります。でも作品のできあがりにはとても満足しているので、何かが負担になったり、過剰な期待をしたり、落胆したりということは卒業できたのかなと思っています。あとはみんなと楽しみたいと思います」と語っていた。

また、是枝はレッドカーペット上のインタビューで「言葉を超えてつながれたという印象がスタッフともキャストともあるので、自分でも納得ができる作品でまたここに帰ってこられて本当にうれしいです」「ベイビー・ボックス自体は韓国だけでなく日本にもあるのですが、生まれてきた命に対して大人たちがどう関われるのか、それを旅を通して描いてみたいなと思いました」と語り、「大好きなケン・ローチと同じようにもう1つパルムドールを獲ってしまうのでは?」という質問に対しては「そんなことが起きたら、本当にうれしい」と答えていた。

「ベイビー・ブローカー」は6月24日より東京・TOHOシネマズ 日比谷ほか全国でロードショー。

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