実体験をもとに里親一家描いた「1640日の家族」予告 (original) (raw)

フランス映画「1640日の家族」の予告編がYouTubeで公開された。

生後18カ月のシモンを受け入れた里親一家の姿を描く本作。幸せな4年半が過ぎようとしていたある日、シモンの実父から「手元で育てたい」と申し出を受けたことで物語は大きく展開していく。6歳のシモン役には演技初挑戦のガブリエル・パヴィを抜擢。里親のアンナとその夫をメラニー・ティエリーリエ・サレム、実父エディをフェリックス・モアティが演じた。

本作は監督ファビアン・ゴルジュアールの子供時代の体験をもとにした物語。ゴルジュアールは生後18カ月のときにやって来た里子が6歳になるまで一緒に暮らしていたそうで「里子との出会いと別れは、私たち家族全員に影響を与えました。初めて里親となった私の母がソーシャルワーカーから受けた唯一のアドバイスは、『この子を愛しなさい、でも愛しすぎないように』という言葉だったそうです」とコメント。「悲しみと向き合う人なら誰でもそうであるように、私の人生は変わりました。まず、里子の不在にどう対処すべきか方法を見出さなければなりません。我が家では里子を受け入れたのは、あれが最初で最後でした。私は映画監督になったら最初にあの経験を映画にすると決めていました。個人的な記憶をフィクションに変換し、普遍的な影響力を持たせて強く訴えるべきだと感じたのです」と制作経緯を語っている。

「1640日の家族」は7月29日に東京・TOHOシネマズ シャンテほか全国で公開。

(c)2021 Deuxième Ligne Films - Petit Film All rights reserved.

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