ブラピや真田広之が「ブレット・トレイン」プレミア集結 (original) (raw)
「ブレット・トレイン」のワールドプレミアがアメリカ現地時間8月1日にリージェンシー・ヴィレッジ・シアターで行われた。
伊坂幸太郎の小説「マリアビートル」をもとにした本作では、東京発・京都行きの高速鉄道に乗り合わせた殺し屋たちの任務と因縁が交錯するさまが描かれる。会場には、劇中に登場するマスコットキャラクター“モモもん”カラーに染められた、レッドカーペットならぬピンクカーペットを用意。カーペット沿いにはドリンクの自動販売機、電車の自動改札機やコインロッカー、駅の売店や立ち食いうどん店まで、日本の駅のホームのような演出が施された。
運の悪い殺し屋レディバグを演じたブラッド・ピットは「この映画は僕らが経験してきた状況(パンデミック)に対する、完璧な癒やしだと感じた」「脚本を読むと笑いが込み上げてくるし、撮影現場でもたくさん笑った」とコメント。「ファイト・クラブ」で出会い、かつて自身のスタントマンをしていた本作の監督デヴィッド・リーチに「今や彼は監督となり、彼独自の表現方法を身に付けている」と賛辞を送り、「(撮影中)僕らはいつもジャッキー・チェンのことをたくさん話していたよ。大ファンなんだ」「彼のような演技をすることは、僕は今までやったことがないから、とても楽しかった」と振り返る。そして来日に向けて「日本に行くのが待ちきれないよ!」とメッセージを送った。
剣の達人エルダー役の真田広之は「伊坂さんの原作が世界公開の映画として作られるということで、やはり日本人としてはうれしいですし、そこに参加できてすごく光栄です」と述べ、ピットとの初共演に関して「最初の顔合わせ、カメラテストのときから気さくで、フレンドリーで、それでいて紳士だし、常に現場を和やかにしてくれました」と語った。撮影はキャストやスタッフ同士がアイデアを出し合い、「楽しく映画少年たちが集まって(笑)、砂場でお城を作っているような、そんな雰囲気」だったという。
また謎の女子学生プリンス役のジョーイ・キングは「映画と同じように、新幹線で東京から京都まで行ったことがあるんです。素晴らしい経験でした」と振り返り、リーチはコロナの影響で日本に行けなかったという制作の苦労を明かしつつ「コミックのような誇張された世界を作り上げることで、映画がよりよいものになったと思う」と自信をのぞかせた。ほかにもイベントにはアーロン・テイラー=ジョンソン、ブライアン・タイリー・ヘンリー、バッド・バニー(ベニート・A・マルティネス・オカシオ)、ザジー・ビーツ、ローガン・ラーマン、マシ・オカらが参加した。
「ブレット・トレイン」は9月1日に全国で公開。
※「ブレット・トレイン」はR15+指定作品
※記事初出時より画像を2点追加しました。
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