吉増剛造らの朗読ライブ収めた記録映画、ポスター解禁 (original) (raw)
吉増剛造と空間現代による朗読ライブ収めた記録映画、ポスターと場面写真解禁
2022年8月4日 12:00 2
ドキュメンタリー映画「背 吉増剛造×空間現代」のポスタービジュアル、場面写真が到着した。
80歳を超えてなお旺盛に創作活動を続ける現代詩人・吉増剛造とオルタナティブロックバンド・空間現代が、京都のライブハウス「外」で2019年に行った朗読ライブ「背」を記録した本作。吉増剛造は同年夏、かつて津波を引き起こした海に面する宿の小部屋で、窓の向こうの海に浮かぶ霊島・金華山を眺めながら詩を書いた。ライブパフォーマンスではその詩に斎藤茂吉の短歌からの引用を加え、マスクや目隠しを用いながら声の限りに叫び朗読し、録音したものを再生し、透明なガラスにドローイングを行っている。
監督の七里圭は「詩の『背』にあるポエジー。詩とポエジーの係り結びとしてある『背』を見つめること。それが、この映画のテーマである。『背』は『瀬』と書いてもよいかもしれない」とコメントした。
「背 吉増剛造×空間現代」は10月8日より東京・K's cinemaほか全国で順次公開される。
七里圭 コメント
「ガラスは、向こう側が見えているのがすごい」と詩人は言った。
吉増剛造氏の、ガラスにドローイングしながらの朗読パフォーマンスは、詩が表れる何かに向かう根源の手、詩へ通じる小径、詩情についての表現であり、それ自体が詩であった。詩の「背」にあるポエジー。詩とポエジーの係り結びとしてある「背」を見つめること。それが、この映画のテーマである。「背」は「瀬」と書いてもよいかもしれない。
(c)charm point
4
5
このページは株式会社ナターシャの映画ナタリー編集部が作成・配信しています。背 吉増剛造×空間現代 / 吉増剛造 / 空間現代 / 七里圭 の最新情報はリンク先をご覧ください。
映画ナタリーでは映画やドラマに関する最新ニュースを毎日配信!舞台挨拶レポートや動員ランキング、特集上映、海外の話題など幅広い情報をお届けします。