ペドロ・アルモドバルの「パラレル・マザーズ」公開決定 (original) (raw)

2人の母親がたどる運命描くペドロ・アルモドバル監督作公開、主演はペネロペ・クルス

2022年8月4日 14:00 6

ペドロ・アルモドバル監督作「Parallel Mothers(英題)」が「パラレル・マザーズ」の邦題で11月3日より東京のヒューマントラストシネマ有楽町、 Bunkamura ル・シネマ、新宿シネマカリテほかで公開される。

偶然同じ日に母となった2人の女性の数奇な運命、そして家族の愛と絆の新たな形が描かれる本作。フォトグラファーのジャニスと17歳のアナは、出産を控えて入院した病院で出会う。シングルマザーになることを決意していた2人は、女の子を出産し退院。しかしDNAテストによって、ジャニスの娘セシリアが実の子ではないことが判明する。アナの娘と取り違えられたのではないかと疑うジャニスだったが、この秘密を封印し、アナとの連絡を絶つことを選択。それから1年後にアナと偶然再会したジャニスは、アナの娘が亡くなったことを知らされる。

ジャニスをペネロペ・クルス、アナをミレナ・スミットが演じた。アナの母親テレサ役のアイタナ・サンチェス=ギヨンのほか、イスラエル・エレハルデロッシ・デ・パルマフリエタ・セラーノもキャストに名を連ねる。アルモドバルは「緊張感やドラマがあり、これまでにないような主人公を描いた。ジャニスは、ペネロペが私の監督作やそのほかの作品で演じた中でもっとも難しい役であり、おそらくもっとも心を痛めた役だろう。結果として、彼女が演じる役はいつもそうだが、今回も本当に素晴らしいものだよ」とコメントしている。

なおクルスは本作での演技を評価されヴェネツィア国際映画祭、ロサンゼルス映画批評家協会賞などで女優賞を受賞した。

※「パラレル・マザーズ」はR15+指定作品

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(c) Remotamente Films AIE & El Deseo DASLU

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