「殺しの烙印」「神々の深き欲望」など8本上映、日活110周年記念特集が開催 (original) (raw)

日活110周年記念特集上映「Nikkatsu World Selection」が11月3日から10日まで東京・シネスイッチ銀座で開催される。

海外で高く評価されている日活作品8本を上映するこのたびの特集。ラインナップには第79回ヴェネツィア国際映画祭クラシック部門に選出された鈴木清順の監督作「殺しの烙印」、今村昌平が手がけた「神々の深き欲望」のほか、ロマンポルノ作品の中でも最高傑作との呼び声が高い田中登の監督作「(秘)色情めす市場」、川島雄三が遊郭の人間模様を生き生きと描いた「幕末太陽傳」が並んだ。

さらに戦後カットされた幻のシーンを本編に加えて復元した山中貞雄の監督作「丹下左膳余話 百万両の壺」、山中が監督を務め原節子がヒロインを演じた「河内山宗俊」、田中絹代が監督、小津安二郎と斎藤良輔が脚本を担当し、第74回カンヌ国際映画祭のクラシック部門に選出された「月は上りぬ」、歌人・中城ふみ子の半生を田中が映画化した「乳房よ永遠なれ」もスクリーンに。なおこのたびの特集では8本すべて、デジタル復元版での上映となる。

日活110周年記念特集上映「Nikkatsu World Selection」

2022年11月3日(木・祝)~10日(木) 東京都・シネスイッチ銀座
<上映作品>
「殺しの烙印」
「神々の深き欲望」
「月は上りぬ」
「乳房よ永遠なれ」
「(秘)色情めす市場」
「丹下左膳余話 百万両の壺」
「河内山宗俊」
「幕末太陽傳」

(c)日活