「Dr.コトー診療所」に柴咲コウ、時任三郎、大塚寧々ら (original) (raw)
吉岡秀隆が主演する映画「Dr.コトー診療所」に柴咲コウ、時任三郎、大塚寧々、泉谷しげる、筧利夫、小林薫、朝加真由美、大森南朋、富岡涼が出演することがわかった。
本作は、山田貴敏による同名マンガをもとにしたドラマシリーズ「Dr.コトー診療所」の劇場版。ドラマ版では、僻地の離島・志木那島に赴任してきた外科医“Dr.コトー”こと五島健助と島民の交流を通して命の尊さが描かれた。今作でコトーは52歳になっており、長年コトーを支えてきた看護師・星野彩佳と数年前に結婚。彩佳は現在妊娠7カ月だ。劇中ではそんなコトーの穏やかな日常に、ある変化が忍び寄っていくさまが映し出される。ドラマシリーズから引き続き、吉岡がコトーを演じた。
ドラマ版から引き続き参加する柴咲コウら9名。志木那島診療所で働く彩佳を柴咲、漁師・原剛利を時任、スナック「まり」の店主・西山茉莉子を大塚、元漁労長で引退後も漁業協同組合のご意見番・安藤重雄を泉谷、診療所でコトーを手伝う市役所職員・和田一範を筧が演じる。
また彩佳の父・正一役で小林、母・昌代役で朝加、志木那島支所の所長・坂野孝役で大森が出演。剛利の息子で、医者になるため東京へ行った剛洋に富岡が扮する。富岡はドラマ第2シリーズのあと芸能界を引退していたが、本作のためだけに役者へ復帰することとなった。
キャリア初の妊婦役を務める柴咲は「16年間の平穏な暮らしがどこかに感じられたらいいなと思いながら撮影に臨んだのですが、吉岡さんの姿を見たら、自然体でコトー先生の空気をまとっていて、そんな吉岡さんの前にいると、自然と自分も彩佳になることができました」と述懐。参加するかどうか「かなり悩んだ」という富岡は「島で吉岡さんや監督と話しながら過ごすうちに、だんだん昔、タケヒロがドラマの中で体験していたことを鮮明に思い出して気持ちがどんどん強まったので、自分の中にまだタケヒロが残ってたんだなと感じました」とつづった。そのほかキャストのコメントは下記の通り。
ドラマシリーズから16年ぶりの続編となる映画「Dr.コトー診療所」は12月16日より全国で公開。監督を中江功、脚本を吉田紀子が担当した。
柴咲コウ コメント
何十年も前にチームだった人が多い現場なので、あうんの呼吸のような安心感がありました。
撮影しながら昔のこともどんどん思い出して、思い出話に花を咲かせながら、「今」を紡いでる「Dr.コト-診療所」を撮っていました。
16年間の平穏な暮らしがどこかに感じられたらいいなと思いながら撮影に臨んだのですが、吉岡さんの姿を見たら、自然体でコトー先生の空気をまとっていて、そんな吉岡さんの前にいると、自然と自分も彩佳になることができました。
ちなみに与那国島での撮影は、土地柄、虫が良く出るのですが、宿で私の苦手な虫が出た時に吉岡さんが、それをとってくれて、そういう何気ないことでも家族っぽくなるんだなぁと。こうやって助けて頂きながら島暮らしをしているのが、思い返せば、昔もそうだったなと思い出しながら撮影していました。
今回の「Dr.コト-診療所」は、ドラマもそうでしたが、日常や病気によって訪れる非日常、そこから生まれる感情をすごく丁寧に描いている作品なので、医療ものというよりはヒューマンドラマだと思いますし、人の心の機微や、人との繋がりが、どれほど大切なのかを改めて感じさせてくれる作品になると思います。
時任三郎 コメント
第1シーズンで、船酔いした息子タケヒロに向かって「漁師の息子が、情けねえ」と言っていた父タケトシ。
それを演じていた自分が一番船に弱かったということを思い出しました(笑)
大人になったタケヒロと久しぶりの親子再会、どんな展開になるのかご期待下さい。
大塚寧々 コメント
今回16年ぶりに撮影でしたが、与那国の空港に降り立って、あの空気を吸い込んだ瞬間に、ああ~島に帰ってきたと思いました。診療所もそのままで、なんだかずっと島で生活していたような不思議な気持ちでした。
子供達は成長して大人になっていてびっくりしました。スタッフやキャストのみなさんと会って、一瞬にして時がそのまま流れていたような感覚になったのが、とても嬉しかったです。
まるで、久しぶりに親戚一同が揃った!みたいな感じでした。その雰囲気が映像にも写し出されていればと思います。
泉谷しげる コメント
みんなもっと老けていると思ったが、いやいやぜんぜ~ん変わってなかったから驚いたねー!
今回オリジナルメンバーでやれたのが全くもって良かった。
最初この話しが来た時、「早く撮らないと歳取ったのが死んでしまうから早くしないとダメだぞー」と言ったけど、
前より若くなってらーっていう人もいて(笑)
シゲは、勝手に島民の世話をして勝手にリーダーシップとる人なんだが、ありがた迷惑的なキャラが好きで、
生き生きしてるね! 例えばだが、誰かが怪我して深刻な場面でも「あの野郎もう死んじまったかー」みたいなこと言っちまうところが大好きだね!
まー観客の皆さんに喜んで貰える事が俺達の使命だから、本当に楽しんで貰う事が、何より願いだね!
筧利夫 コメント
永く役者をやっていると時々とんでもない事が起こります。私は変わりました。みんな変わりました。
だって16年たってるんですもの。でも衣装着て診療所に行ったら…同じになっちゃうんですよ(笑)
手術台に行ったら手伝ってるんですよ(笑笑)
嬉しくなっちゃいます!
もうファンタジーを飛び越えた機械を通していないCGですよ。ウキウキするでしょ?
これは観ないといけませんね。
Dr.コトー診療所でお待ちしております。
小林薫 コメント
二年くらい前だったかな、皆さんも同じだったと思うけど、中江監督から、コトーの映画化の話があるンだけど、
その時は出演してくれる?って云われて、二つ返事で、そりゃあもちろん出ます出ますと答えてました。
なんだろうこの気分は、久しぶりに同じスタッフ、キャストの皆と一緒に仕事が出来る。
島にももう一度行くことが出来るかもってのもあったかも知れないが、16年経っての作品化はコトーにそう云う生命力があったってことで、改めて、そう云う作品に関わることが出来た喜びみたいなのがあったンだなあと思っています。
朝加真由美 コメント
この歳になると「ありがとう」と言う言葉が身に染みます。
コトー再開の話しを頂いて思わず「ありがとう!」って空を見上げました。
撮影初日与那国では「そうそうこの日差し!」「目が開けられない!」監督はじめスタッフ皆様の笑顔! 「嬉しい!」
現場に行けばコトー先生が居て、星野家があって、そこに行けば星野昌代として居られました。
16年前には撮影がハードで早く帰りたいなんて思ったりもしたのに(笑)
なんと一日でも永く居たい場所になっていました。
Dr.コトー診療所、「ありがとう!」
大森南朋 コメント
撮影前は久しぶり過ぎて、気持ちがわさわさしておりましたが、現場に入ったら一瞬で16年前に戻りました。
皆様がお元気そうでなによりでした。
16年ぶりに帰ってきた「Dr.コトー診療所」楽しみにしてください。
富岡涼 コメント
監督から映画化のお話と「参加しないか」と言われて、考えたこともなかったので驚いたのと、役者を辞めてから時間も経っていたので、かなり悩んだのですが、監督から声を掛けていただけたことがすごく嬉しくて「自分のできることを精一杯やってみよう」という思いで参加しました。
島で吉岡さんや監督と話しながら過ごすうちに、だんだん昔、タケヒロがドラマの中で体験していたことを鮮明に思い出して気持ちがどんどん強まったので、自分の中にまだタケヒロが残ってたんだなと感じました。
皆さんに久々にお会いする時はかなり緊張していたのですが、「あ!タケヒロ」みたいな感じで声かけていただいて…。本当に島のみんなの中に久しぶりに帰ってきたような、里帰りしたような感覚で、あたたかく迎え入れていただけたことが嬉しかったです。
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(c)山田貴敏 (c)2022 映画「Dr.コトー診療所」製作委員会
※動画は現在非公開です。