松本次郎「いちげき」が宮藤官九郎脚本でドラマ化 (original) (raw)

「いちげき」がNHK正月時代劇に、脚本は宮藤官九郎!染谷将太、町田啓太、松田龍平が出演

2022年9月5日 19:11 68

松本次郎「いちげき」が実写化され、2023年1月にNHKの正月時代劇として放送される。脚本は宮藤官九郎が担当。

永井義男の時代小説「幕末一撃必殺隊」を原作とし、松本がコミック乱とコミック乱ツインズ(ともにリイド社)で連載していた「いちげき」。大政奉還直後の江戸を舞台に、当時江戸を騒がせていた勤皇浪士を自称する者や薩摩藩士による御用盗に対応するため、農民を集めて結成された特殊戦闘部隊・一撃必殺隊の活躍が描かれる。

多額の報奨金を目当てに参加した百姓・丑五郎を染谷将太、同じく百姓の市造を町田啓太、元新選組隊士で丑五郎らを指導する島田幸之介を松田龍平が演じる。神田伯山が語りを担当。宮藤と染谷、演出を手がける松田礼人のコメントは以下に掲載した。

染谷将太(丑五郎役)コメント

激動の幕末時代、人知れず命をかけて戦った者達の話。こんなに燃える話、ほかにありますでしょうか? 宮藤官九郎さんが書くこの何とも愛らしい登場人物達と過ごす日々が楽しみでなりません。パッションとエネルギー溢れる松田監督と共に一撃隊を全うした後、見られる景色は一体どんな景色なのか?誰が見ても楽しめる痛快で爽快な時代活劇、2023年が爽快な年になるように丹誠を込めて現場に挑みたいと思っております。

松田礼人(演出)コメント

この作品は、変動する「いま」を幕末に投影、歴史に名を残した『偉人たち(侍)』ではなく、『民衆たち(百姓)』を主人公に、「いま」を生きる私たちに響く痛快!エンターテインメント青春活劇です。
「村相撲の横綱」や「喧嘩自慢」、寄せ集めの百姓たちが、薩摩勤皇志士を相手に大暴れ。身分の差に虐げられながらも、必死に、そしていきいきと生きる百姓たちの姿。おせちをつまみに、ご家族みんなでお楽しみください。

宮藤官九郎(脚本)コメント

初めての時代劇です。まあ『いだてん』も僕にとっては時代劇でしたが『いちげき』は紛れもなく本格時代劇。
日本史に疎い僕でも、素晴らしい原作と詳細な資料があれば書けるものです。
薩摩が倒幕を目論み組織したゲリラ集団『御用盗』と、それを駆逐するために旧幕府が組織した農民の集団『一撃必殺隊』。
七人の侍とアベンジャーズと池袋ウエストゲートパークを掛け合わせたような感じ? 言い過ぎか?
原作はややシリアスだけど、講談の語りが入ると爽快な青春活劇に仕上がるんじゃないかと、脚本も書いてないのに神田伯山先生にオファーしましたところご快諾頂きました。ラジオの友は真の友です。
一撃隊のウシ役に染谷将太くん、イチ役に町田啓太くん、指揮を取る幕臣島田に松田龍平くん。
自分にとって初めてづくしのこの作品に、賑やかな顔ぶれが集結してくださいました。
お正月早々、ちょっと暑苦しいかもしれませんが、楽しんで頂けたら嬉しいです。

正月時代劇「いちげき」

NHK 総合テレビ、BS4Kにて2023年1月放送予定

スタッフ

原作:「いちげき」松本次郎、「幕末一撃必殺隊」永井義男
脚本:宮藤官九郎
語り:神田伯山
音楽:遠藤浩二
演出:松田礼人(TBS スパークル)
制作統括:樋口俊一(NHK)、加藤章一(TBS スパークル
プロデューサー:塩村香里(TBS スパークル)

キャスト

丑五郎:染谷将太
市造:町田啓太
島田幸之介:松田龍平
ほか

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