奈緒が永野芽郁に「大好きだよ」手紙に思い込める (original) (raw)

「マイ・ブロークン・マリコ」奈緒が永野芽郁に「大好きだよ」手紙に思い込める

2022年9月19日 19:40 5

マイ・ブロークン・マリコ」の公開直前イベントが本日9月19日に東京・スペースFS汐留で開催され、キャストの永野芽郁奈緒、監督のタナダユキが登壇した。

平庫ワカの同名マンガをもとにした本作では、鬱屈した日々を送る会社員・シイノトモヨが亡くなった親友マリコの魂を救うため、遺骨を強奪して旅に出るさまが描かれる。永野がシイノ、奈緒がマリコを演じた。

永野、奈緒、タナダの3人はそろいの「マイ・ブロークン・マリコ」Tシャツを着て登場した。Tシャツには平庫が永野と奈緒をイメージして描き下ろしたイラストが使用された。永野は、マリコの遺骨を彼女の両親から奪うシーンについて「原作を読んでいて一番最初に心をわしづかみにされた場面。すべてがこのシーンに詰まっている気がして緊張しました! 魂の叫びを体現するのは初めてだったので、撮影が終わったあとは体温がどんどん上がっていって、11月でしたが氷のうを体に当ててましたね(笑)」とコメントする。

奈緒は、永野の現場での振る舞いに関して「言葉がなくても芽郁ちゃんが手を握ってくれたり、肩の温かさが伝わるくらい近くにいてくれた。芽郁ちゃんに背中を押されてがんばれたシーンもあります」と述べる。タナダは「(撮影するたびに)遺骨がかわいらしく思えて、“マリコ”と呼ぶにははばかられるので、現場ではみんなで“いこっちゃん”というあだ名をつけて大切にしていました」と振り返った。

イベントでは観客とのQ&Aも行われた。ブラック企業に勤めるシイノにちなみ「ストレス発散方法はありますか?」と尋ねられた永野は「誤解を招くかもしれないんですが……撮影期間中はたばこを吸うことがストレス発散でした。吸ってすっきりする人の気持ちに近づこうとしていましたね」と、役作りでニコチンが含まれていないたばこをたしなんでいたことを明かす。

また親交の深い永野と奈緒に対して「新たに発見した魅力はありましたか?」との質問が。永野は「奈緒ちゃんのお芝居って憑依型だよね? お芝居が始まると“奈緒ちゃん”って呼べないの! 普段のやわらかくて賢いイメージから一気に役の色に変わる」、奈緒は「舞台挨拶でこうしてファンの皆さんと芽郁ちゃんが交流しているのを見て、本当にすごくファンの方を大切にされているんだなと思いました。私が皆さんのような立場だったらめっちゃうれしいな(笑)」と語った。

さらに、9月24日に23歳の誕生日を迎える永野へ、奈緒からサプライズで手紙のプレゼントが。奈緒は「出会ってから5年、あのときからずっと素敵な才能を持ちながら、努力も欠かさずに物事にひたむきに向き合う姿を心から尊敬しています。『マイ・ブロークン・マリコ』で2度目の共演、本当にうれしいです。私はマリコを演じるにあたって、もっとつらい日々になるだろうと思っていました。でも、撮影が始まってみると、つらさより幸せな気持ちに満たされていました。隣にいつも芽郁ちゃんがいてくれたからです。自分も大変な中、私をいつも気にかけてくれる優しさに甘えさせてもらっていました。マリコにとってシイちゃんが希望であったように、撮影中、私にとっての希望は芽郁ちゃんでした。プライベートでもお仕事でも、私がつらいと感じたとき、全力で寄り添ってくれる芽郁ちゃんにいつも心から感謝しています。ありがとう。これから先、どんどん芽郁ちゃんが素敵に年を重ねていく中で、きっと大変なこともたくさんあると思います。そんなときに、芽郁ちゃんの羽の休まる時間を一緒に過ごしていきたいです。これからもよろしくね。大好きだよ」と瞳を潤ませながら思いを伝える。

永野は「とっても素敵な愛のこもったお手紙をありがとう」「本当に愛にあふれたチームとご一緒できて幸せです」と頬を伝う涙を拭いながら喜んだ。またタナダからは、劇中にも登場するススキをあしらった花束が永野へ贈呈された。

「マイ・ブロークン・マリコ」は、9月30日より東京・TOHOシネマズ 日比谷ほか全国でロードショー。

(c)2022映画『マイ・ブロークン・マリコ』製作委員会