ダウントン・アビーで新たな騒動、新作映画の本編映像 (original) (raw)
ダウントン・アビーでハリウッド映画撮影、しかし現場は大混乱…新作映画の本編映像
2022年9月26日 20:00 2
「ダウントン・アビー/新たなる時代へ」より、本編映像の一部がYouTubeで公開された。
本作は、20世紀初頭の英国貴族の大邸宅“ダウントン・アビー”を舞台としたドラマシリーズの長編映画第2弾。ハリウッドの撮影隊から映画撮影のオファーが舞い込んだダウントン・アビーでの騒動と、マギー・スミス演じる先代伯爵夫人バイオレットの若き日の秘密が描き出される。
公開されたシーンでは、順調に撮影している監督のジャックに1本の電話が入り、雲行きの怪しい展開に。その電話を盗み聞きしていたペネロープ・ウィルトン扮するイザベルは、バイオレットに「深刻そうよ。“時代遅れ”だとか。観客は“しゃべる映画”を望んでるって」と説明。サイレントではなくトーキーに切り替えるようプロデューサーから指示され、現場が大混乱に陥る展開を予感させる。
ジャックを演じたヒュー・ダンシーが「このストーリーの筋は、プロデューサーのギャレス・ニームの個人的な話がベースになっている。彼の祖父が(アルフレッド・)ヒッチコックの映画『恐喝』の製作に携わっていた。この映画は製作の途中で方針を変えざるを得なくなり、音声を取り入れなくてはならなくなった。現存する未公開シーンには、両バージョンとも、作り直したり音声を合成したりした箇所が残っている」と明かすように、本作はヒッチコックの撮影で実際に起きたエピソードから着想を得たそう。
ニームは「私の亡き祖父のロナルド・ニームが『恐喝』のアシスタントカメラマンをしていたんだ。それで私は、そのセットで起こったことを直に知っている。祖父は私に、音響技師が来るとどんなことが起こるか、うるさいからという理由で突然どうやってカメラが止められるのか、教えてくれたのを覚えている。マイクロフォンがカメラの雑音を拾わないよう、カメラは防音ブースに隔離されなくてはならず、カメラの動きは制限される。音響技師は、撮影現場でもっとも重要なスタッフになったんだ。こうした実際の話から、アレックス・マックイーン演じる自己中心的な音響技師が生まれたんだ」と語った。
「ダウントン・アビー/新たなる時代へ」は9月30日より全国ロードショー。ヒュー・ボネヴィル、ミシェル・ドッカリーらが続投したほか、ローラ・ハドックらが新たなキャストとして出演している。監督は「黄金のアデーレ 名画の帰還」のサイモン・カーティス、脚本はシリーズの生みの親であるジュリアン・フェローズが担当した。
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