倉野尾成美の主演作「いちばん逢いたいひと」特報 (original) (raw)
倉野尾成美(AKB48)が主演を務める「いちばん逢いたいひと」が、2023年2月17日よりロケ地である広島の福山駅前シネマモードにて先行公開されたのち、2月24日より東京のシネ・リーブル池袋ほか全国で順次公開される。このたびポスタービジュアルと特報も到着した。
本作は白血病を乗り越えた少女・楓と、最愛の娘を白血病で亡くしたのちに見知らぬ女の子の骨髄ドナーになった柳井健吾という男の数奇な運命を、実話をもとに描いた物語。楓役で倉野尾、その母・佳澄役で高島礼子、柳井役で崔哲浩、その母・祥子役で中村玉緒、子供時代の楓役で田中千空、同室の白血病患者・与志役で海津陽が出演したほか三浦浩一、不破万作、田中真弓、大森ヒロシらもキャスティングされた。脚本と監督は、映画に出演もしている丈が担当している。
ポスターは大きく写された楓の横顔に「今、生きていることに、全て意味がある。」というコピーが添えられたもの。YouTubeで公開された特報では楓が子供時代に白血病と診断されて闘病する姿や、娘を失った健吾の姿などが映し出された。
また倉野尾、丈、プロデューサーの堀ともこからはコメントが到着。倉野尾は「病気を乗り越えた高校生からの楓を演じましたので、役作りというよりは自然体、だけど病気を乗り越えて、ひとまわり成長した楓を演じようと心がけて撮影に挑みました」と振り返り、丈は「医療ものと聞くと静かな作品を連想しがちですが、あくまでエンターテイメントで次々と畳み込むスピーディな展開、ダイナミックな画創りを意識しながら創作しました」と作品に対してコメント。自身の娘が白血病を乗り越えた経験を持つ堀は「この映画を製作することで、白血病で苦しむ患者やその家族を救う手立てである骨髄移植の理解を世に広めることができれば本望です」とつづった。
倉野尾成美 コメント
この役のオファーをいただいた時、豪華なキャストさんに囲まれて、主役という重要なポジションを自分に出来るのかと不安もありましたが、
本読みの時にプロデューサーの堀さんの映画に対しての想いを聞いて、自分もお力添えできたらと思いました。
病気を乗り越えた高校生からの楓を演じましたので、役作りというよりは自然体、だけど病気を乗り越えて、
ひとまわり成長した楓を演じようと心がけて撮影に挑みました。
「骨髄バンク」「ドナー」と聞いたことがあっても、実際は知らないことだらけで。
この作品を通して知らない方達にも知っていただき、考えるきっかけとなったらいいなと思います。
是非、劇場で見ていただけると幸いです。
よろしくお願いします。
丈 コメント
プロデューサー堀様のお嬢様が白血病を患い実際にドナーの方のお陰で命を繋いだ実体験を映画化したいと、脚本・監督のご依頼を受けました。患者とドナーは決して会ってはいけない、手紙もほんの1~2回程度のやり取りしか出来ないと聞き、なんてドラマチックなんだと感嘆しストーリーもあっという間に出来上がりました。
医療ものと聞くと静かな作品を連想しがちですが、あくまでエンターテイメントで次々と畳み込むスピーディな展開、ダイナミックな画創りを意識しながら創作しました。
高島礼子さん、中村玉緒さん、三浦浩一さんを始めとする実力派の演技と、崔哲浩さんの独自の空気感、主演の倉野尾成美さんの素朴で一途な思いは、きっと胸を打つに違いありません。
是非、映画館でその思いを確かめて下さい。
堀ともこ(プロデューサー)コメント
今から13年ほど前。私の娘がお医者様から「お気の毒ですが、急性リンパ性白血病という病気です」と宣告されました。あまりのショックに、お医者様から何を説明されたのか全く覚えていません。家族が病気になるということ。とても不幸なことです。心が張り裂けそうになるほどに苦しみます。でも、そのことが今は、私と娘のかけがえのない強い絆となって支え合っています。
映画「いちばん逢いたいひと」は、白血病を乗り越えた少女と、そのドナーになった男の人生を描いた物語です。
骨髄のドナーは、自分が健康だからなれるものです。世界情勢の中で、命の重さに毎日向き合っている今だからこそ、一つの命が一人の命を救えるかもしれないことを、映像を通して表現したいと考え、10年以上の時を経て映画化を実現いたしました。
この映画を製作することで、白血病で苦しむ患者やその家族を救う手立てである骨髄移植の理解を世に広めることができれば本望です。
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