永野芽郁が「マイ・ブロークン・マリコ」で全部を解放 (original) (raw)
「マイ・ブロークン・マリコ」の大ヒット御礼舞台挨拶が本日10月10日に東京・TOHOシネマズ 六本木ヒルズで行われ、キャストの永野芽郁と監督のタナダユキが登壇した。
平庫ワカの同名マンガをもとにした本作では、鬱屈した日々を送る会社員のシイノトモヨが、亡くなった親友イカガワマリコの魂を救うため、遺骨を強奪して旅に出るさまが描かれる。永野がシイノを演じ、マリコに奈緒が扮した。
永野は「ファンの方のツイートとか見ちゃいます」と述べ、「この作品をうまく言葉にするのは難しいかもしれないけれど、観てくださった皆さんが感じた思いをまっすぐに書いてくれている印象があって、響いているものがあると感じています」と語る。
2021年の冬に撮影が行われた本作で、川に入るシーンなどに挑んだ永野は「自分から湧き出るエネルギーで体が熱すぎて、寒いとかしんどいとかびっくりするくらい感じず、楽しかったという印象しかありません」と報告。またラーメンや牛丼、弁当をシイノががっつくように食べる場面に話が及ぶと「意識したのは上品に食べないこと。牛丼はかっ込むけれど、自分の感情も含めて飲み込んでいくような気がした。全部を飲み込んで前進。そんなことを自分の中で意識しました」と振り返る。タナダが「ラーメンは本当に熱々なのに、けっこうな量を箸でつかんでそのまま食べてました」と明かすと、永野は「あのラーメンは本当においしかった。私、猫舌じゃないです。なんでもいけちゃう!」と楽しげに伝えた。
永野はシイノがマリコを思って涙するシーンに触れ、「泣く場面は全体的にきれいに泣こうとは思わずに、計算せずに感情だけでグシャグシャになるまで泣くことを意識しました。今回は全部を解放。鼻水もヨダレも何もかも出す。それがこの映画にとっていいことだとわかっていたので、思ったままに全部をさらけ出して楽しかったです」とコメントする。
最後に永野は「皆さんのもとにこの映画が届いたときに、希望や生きる力、エネルギーになればとがんばって作りました。これからも皆さんの力で大切な人へとこの作品をつなげていってもらえたらうれしいです」と呼びかけた。
「マイ・ブロークン・マリコ」は全国で公開中。
(c)2022映画『マイ・ブロークン・マリコ』製作委員会