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「愚か者のブルース」加藤雅也らが公開喜ぶ、熊切あさ美はピンサロ嬢役に自信
2022年11月20日 14:09 4
「愚か者のブルース」の舞台挨拶が11月18日、19日に東京の池袋シネマ・ロサで開催された。
本作の主人公は、1本の映画を撮ったあと30年近くメガホンを取っていない映画監督・大根。大根と彼を支えるピンサロ嬢・タマコが、広島のストリップ劇場に逃げ込むことから物語が展開する。
18日に行われた舞台挨拶には、タマコを演じた熊切あさ美をはじめ、本編でストリップダンスを披露した佐々木心音、小原春香、そして監督の横山雄二が登壇。熊切は「ピンサロ嬢経験はなかったので、撮影現場で監督からいろいろと教わってその場で勉強しました」と役作りを回想し、「ピンサロ嬢ならいつでもできます! 流れもすべて身につきましたから」とアピールする。
佐々木は「キャラクターとしてはベテランストリッパーという設定ですが、私自身はストリップ未経験という素晴らしく緊張する役柄をいただきました。でも劇場の方々が夜通し踊りの稽古をつけてくださったおかげで、幸せなステージを踏めたと思います」とコメント。小原は「オファーをいただいたときは“脱ぐ役”ということだったので『おっぱいは出せません!』と頑なに断りました」と当初は固辞したことを明かし、「おっぱいを出さないと役を受けられないのか……とションボリしましたが、無事に出演できました。おっぱいはダメでしたが、ステージで踊らせていただきました。AKB48のステージよりも緊張して震えました」と撮影を振り返った。
また19日の舞台挨拶には、大根を演じた加藤雅也を筆頭に、熊切、佐々木、小原、本作に出演しストリップダンスシーンの監修を担当した矢沢ようこ、そして横山が登壇した。加藤は「本当は大根をもっとダメ男にして、ストリッパー全員に手を出したほうが面白かった。こういうときこそ、ほかの作品ではできないことをやりたかった」と述べる。
さらに加藤は「やはり続編をもう1本作ったほうがいい。ソフト化の際に単品で売るよりも、ボックスにしたほうが売れる。広島3部作のトリロジーボックスを作りたい」とプロデューサーとしての顔を見せながら、「広島を舞台に広島の人たちのために作った映画です。地方発の映画がもっと作られれば日本映画も面白くなるし、地方の活性化にもつながる。地方には素晴らしい才能を持った人も多いので、そんな方々にチャンスを与えることのできるプロジェクトになればうれしい」と期待を込めた。
「愚か者のブルース」は公開中。
(c)2022 by Yokonandes Film