カンヌ最高賞「逆転のトライアングル」2月に公開決定 (original) (raw)

第75回カンヌ国際映画祭で最高賞パルムドールを受賞した「Triangle of Sadness」が、「逆転のトライアングル」の邦題で2月23日より東京・TOHOシネマズ日比谷ほか全国公開される。

本作は「ザ・スクエア思いやりの聖域」に続いて2作品連続でパルムドール受賞を果たしたリューベン・オストルンドの新作。モデルで人気インフルエンサーのヤヤと、若干落ち目の男性モデルのカールが乗った豪華客船を舞台としている。クセモノだらけの金持ちがバケーションを満喫し、高額チップのためならどんな望みも叶える客室乗務員が笑顔を振りまくゴージャスな世界。しかしある夜、船が難破し、海賊に襲われ、乗客・乗務員は無人島に流れ着く。水も食べ物もない極限状態で人々のヒエラルキーの頂点に君臨したのは、サバイバル能力抜群なトイレの清掃婦だった。

主演は「キングスマン：ファースト・エージェント」のハリス・ディキンソンと、32歳で急逝し本作が遺作となったチャールビ・ディーン。スウェーデン出身のオストルンドがブラックユーモアに満ちたタッチでファッション業界とルッキズム、そして現代階級社会を描く。第80回ゴールデングローブ賞では作品賞（ミュージカル / コメディ部門）のほか、清掃婦アビゲイルを演じたフィリピン出身のドリー・デ・レオンが助演女優賞にノミネートされた。

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Fredrik Wenzel (c)Plattform Produktion

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