「水うみ」原作者・田島列島が撮影現場を訪問 (original) (raw)

「水は海に向かって流れる」原作者・田島列島が撮影現場を訪問、描き下ろしマンガ公開

2023年5月4日 17:00 7

映画「水は海に向かって流れる」より、原作者・田島列島の特別描き下ろしマンガが公開された。

本作は、過去の出来事から心を閉ざしてしまったワケありOL・榊千紗と、彼女が暮らすシェアハウスに入居してきた高校生・熊沢直達の物語。広瀬すずが榊、大西利空が直達に扮したほか、高良健吾當真あみ北村有起哉らがキャストに名を連ねる。

マンガには、田島が撮影現場を訪れたときの感想や、広瀬と対談に臨んだときの心情などが描かれている。また「天才柳沢教授の生活」「ツイステッド・シスターズ」で知られる山下和美をはじめ、「メタモルフォーゼの縁側」の鶴谷香央理、「スキップとローファー」の高松美咲、「ひらやすみ」の真造圭伍ら本作を鑑賞したマンガ家からコメントが到着。以下に掲載した。

前田哲監督作「水は海に向かって流れる」は、6月9日より東京・TOHOシネマズ 日比谷ほか全国でロードショー。

山下和美 コメント

どんな深刻な展開になっても、柔らかく自然に流れるように進んでいく。
観ていて幸せな気持ちになっていく。深刻なのに幸せって、凄くないですか?

鶴谷香央理 コメント

どうやって怒ればいいのかわからない時、でもその怒りがどうしてもはみ出してきてしまう時、誰かがそれをわかってくれるだけで、どんなに心強いだろう。
登場人物たちの、時に可笑しく時に切ないごまかしのない気持ちが、スクリーンを通して何度も心に届き、雨のように染み込んできました。
「水は海に向かって流れる」というタイトルの意味を、理屈でなくわかったような気がします。
この映画が手渡してくれる清々とした喜びを、ぜひ味わってもらいたいです。

高松美咲 コメント

ちょっとおかしくてご飯のおいしい日々は、実はどの瞬間も、逆らうことのできない流れの中にある。
泳いでも、ジタバタしても、茶化しても、怒ってもなんでもいいよと包み込んでくれるような物語だと思いました。

真造圭伍 コメント

そよぐ風、香る生活、流れる水。それらが、こじれた人間関係をほぐしてくれる。
猫が可愛くて、山盛りのゆで卵を、大事な人と無性に食べたくなりました。

(c)2023映画「水は海に向かって流れる」製作委員会 (c)田島列島/講談社