映画館がテーマのオムニバス「THEATERS」7月に公開 (original) (raw)
オムニバス映画「THEATERS」の公開日が、7月15日に決定した。
本作は「ある役者達の風景」などを手がけた監督・沖正人が「新型コロナウイルスの感染拡大により苦戦を強いられているミニシアターに、文化発信の場所として存在し続けてほしい」という思いから企画したもの。“映画館”をテーマに、沖と彼の考えに賛同した監督たちが映画制作を行った。
山口雄也は埼玉・深谷シネマが舞台の「銀幕エレジー」、中村公彦は神奈川のシネマ・ジャック&ベティにて「シネマコンプレックス」を撮影。鈴木太一は広島・横川シネマで「俺と映画と、ある女」、沖は秋田・御成座で「colorful」を制作した。キャストには矢作穂香、今野浩喜、和田光沙、高崎翔太、渡辺哲、大谷亮介、ドロンズ石本、品田誠、伊沢弘らが名を連ねる。
本作は、2021年に作られたもののコロナ禍の苦境により公開のめどが立たなかったが、クラウドファンディングやさまざまな支援によって封切り日が決定した。なお、各作品の舞台となった4館だけでなく、本作を上映するミニシアターには、劇場応援の目的で興行収入の一部とグッズなどの販売利益が贈与される。
「THEATERS」は東京・ユーロスペースほか全国で順次公開。エンディングテーマにはロックバンド・インナージャーニーの書き下ろし楽曲が使われる。
(c)2021「THEATERS」製作委員会