「少年」の映像流れる「台湾巨匠傑作選2023」予告 (original) (raw)
特集上映「台湾巨匠傑作選2023~台湾映画新発見!エンターテインメント映画の系譜~」の予告編がYouTubeで公開された。
台湾ニューシネマや台湾ホラー・青春映画などのエンタテインメント作品の系譜を紐解く本企画には、日本最終上映の2作品を含む27本がラインナップ。ホウ・シャオシェンと脚本家チュウ・ティエンウェンが初めて組んだ「少年」のデジタルリマスター版、武侠映画で知られるキン・フーが全編韓国ロケを行った「空山靈雨」、3つの時代にわたる輪廻転生を描いたオムニバス「大輪廻」、「国家電影及視聴文化中心」のフィルムアーカイブでフィルムの保存や修復に勤しむ職員たちの姿を追ったドキュメンタリー「アーカイブ・タイム」が劇場初公開される。
公開された予告編は「少年」の映像をメインに構成されたもの。1960年代の台湾・淡水を舞台に、1人の少年の成長譚が隣家の少女の視点でつづられる。
このたび美術家の奈良美智が「少年」に寄せたコメントも到着。「変わりゆく時代の中、本意ではない人生を歩む大人たちと、大なり小なり起こる事件の毎日に、その日を精一杯生きていた子供たち。大きな代償を払いながらも少年は成長する。大人、子供、時代、場所、そこに映る景色と物語はすべて儚く愛おしい」と語った。
「台湾巨匠傑作選2023~台湾映画新発見!エンターテインメント映画の系譜~」は7月22日より東京・K's cinemaほか全国で順次開催される。
奈良美智(美術家)コメント
ほぼ同じ時代に地方都市に住む少年だった自分。
主人公の日常と共に呼び起こされる記憶のディティールが、あの頃にタイムスリップさせていく。変わりゆく時代の中、本意ではない人生を歩む大人たちと、大なり小なり起こる事件の毎日に、その日を精一杯生きていた子供たち。
大きな代償を払いながらも少年は成長する。
大人、子供、時代、場所、そこに映る景色と物語はすべて儚く愛おしい。
台湾巨匠傑作選2023~台湾映画新発見!エンターテインメント映画の系譜~
2023年7月22日(土)~ 東京都 K's cinema
料金:一般 1600円 / 大学生・高校生 1400円 / 中学生・小学生・シニア 1000円 / 特別鑑賞券(3回券・缶バッジ付き)3600円
<上映作品>
「少年(デジタルリマスター版)」※劇場初公開
「空山霊雨(デジタル修復版)」※劇場初公開
「大輪廻(デジタル修復版)」※劇場初公開
「残酷ドラゴン 血斗竜門の宿 デジタル修復版」
「侠女」※デジタル修復版
「山中傳奇」※デジタル修復・完全全長版
「アーカイブ・タイム」※劇場初公開
「HHH:侯孝賢(ホウ・シャオシエン)」※デジタルリマスター版
「あの頃、この時」
「擬音 A FOLEY ARTIST」
「風が踊る」※デジタルリマスター版
「風櫃の少年」
「童年往事 時の流れ」
「青春神話」
「熱帯魚」※デジタルリストア版、日本最終上映
「ラブ ゴーゴー」※デジタルリストア版、日本最終上映
「運命のマッチアップ」
「親愛なる君へ」
「1秒先の彼女」
「アメリカから来た少女」
「紅い服の少女 第一章 神隠し」
「紅い服の少女 第二章 真実」
「返校 言葉が消えた日」
「哭悲/THE SADNESS」
「日常対話」
「私たちの青春、台湾」
「緑の牢獄」
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