リターンは刑務所製品、「過去負う者」のクラファン開始 (original) (raw)
リターンは刑務所作業製品、「過去負う者」のクラウドファンディング開始
2023年6月8日 20:05 3
3月に第18回大阪アジアン映画祭で世界初上映された「過去負う者」の今秋の劇場公開に向けてのクラウドファンディングが、6月9日0時にMotionGalleryで開始される。
本作は「フタバから遠く離れて」「道頓堀よ、泣かせてくれ! DOCUMENTARY of NMB48」「ある職場」の舩橋淳が監督を務めた“ドキュ・フィクション”。刑期を終えた出所者と、彼らを支援する受刑者向け就職情報誌の編集部が描かれる。辻井拓、久保寺淳らが出演した。
舩橋は「自分の親しい人が犯罪を犯したとしたら、あなたはどうしますか? その人が刑期を終えた時、再び迎え入れますか? それとも縁を切りますか? 映画を通して、この問題を一緒に考えていただけたらと思います」とコメントしている。
なおクラウドファンディングのリターンは、全国の刑務所で受刑者が作る「刑務所作業製品」。神奈川・横浜刑務所横須賀刑務支所の石けん「ブルースティック」、北海道・函館少年刑務所の「道中ウォレット」、栃木・栃木刑務所の「リストピロー」などで、どんな環境で製作されているのかも説明されており、“塀の中”を知る機会を提供している。
舩橋淳 コメント
これは、現代に生きる誰もに共通する問題です。あなたの問題です。
自分の親しい人が犯罪を犯したとしたら、あなたはどうしますか?
その人が刑期を終えた時、再び迎え入れますか? それとも縁を切りますか?
映画を通して、この問題を一緒に考えていただけたらと思います。
これは普通のクラウドファンディングとはちがいます。罪を犯してしまった人が全国の刑務所で作る「刑務所作業製品」がリターンです。彼らのやり直し・更生を支えるとともに、製品の売り上げの一部は犯罪被害者支援団体の活動へ助成しています。社会を明るく、包容力のある場所にする運動に貢献することになります。ぜひ応援ください。
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